3位 茜さす
出会えた幻にさよならを
茜さす この空に
零れた弱さに手のひらを
一輪の徒花
そんなふうに
願い叶え 痛みを知る
出典: https://twitter.com/aZVQCgFVpDWYHGN/status/893718537860128768
「茜さす」は「夏目友人帳」の出会いと別れを繰り返す世界観に合った切ない恋の歌です。「出会えた幻にさよならを」という歌詞が印象的ですが、出会いと表裏一体の別れ、そして、願いと表裏一体の痛みがキーワードになっています。
「茜さすこの空に」というのも夜明けの美しい空が浮かぶ情景ですが、色彩の描写が秀逸な一曲で、切ない気持ちになりながらも、何度も聴きたくなる一曲です。
2位 StarRingChild
Star・Ring・Child
この震えた身体もまだ 音を鳴らせる
あの小かった頃の手が 描く全てに
ノートからはみ出す願いがいた
出典: https://twitter.com/blelp/status/807317651601006592
「機動戦士ガンダムUC episode 7 ~虹の彼方に~」の主題歌です。
子供のように迷いなく夢を描くこともできず、大人にもなりきれない、大人と子供という相反する感情の中で揺れる少年の心を歌っている曲です。子供のままでは戦争を越えられず、大人になるには感受性が豊かな少年の葛藤はガンダムシリーズ全体で描かれるテーマでもあります。
引用部分は、子供には過酷な経験を経て、怖さに身体が震えても、もう一度子供の頃描いた「ノートからはみ出す」くらいの願いを描こうとしている姿が描かれている部分です。
「ガンダムUC」シリーズの劇伴を手がける澤野弘之さんの歌詞ですが、世界観を見事に表現しつつ、Aimerの声にもぴったりとはまっていて、2位ということにも納得の名曲ですね。
1位 蝶々結び
羽は大きく、結び目は固く
なるようにきつく結んでいてほしいの
夢はここに 思い出は遠くに
気づけばそこにあるくらいがいい
出典: https://twitter.com/wasabi_nyopon/status/904149685249572864
RADWIMPSの野田洋次郎さんが楽曲提供とプロデュースをした「蝶々結び」が人気ランキング1位でした。
大きく羽ばたけるように「羽は大きく」ずっと一緒に居られるように「結び目は固く」そして、「夢」は心の中に、「思い出は遠くに」、実用的で普段は目にも止まらない「蝶々結びのように」気づけばそこにあるくらいがいい。こうありたいという人と人との関係性を、巧みに「蝶々結び」を使って表現した歌詞は野田さんにしか書けない歌詞といった感じですよね。
歌い継ぎたいレベルの名曲が生まれてしまったといっても過言ではない一曲だと思います。
この曲からAimerを知ったという人も多いでしょう。
みなさんの予想通りだったでしょうか?