松任谷由実の作詞です。
朝陽の中で微笑んで
金のヴェールのむこうから
夜明けの霧が溶けはじめ
ざわめく街が夢をさます
朝陽の中でふりむいて
どうぞその手をさしのべて
薔薇の色さえうつろわす
時の流れがとてもこわい
宇宙の片隅でめぐり逢えた喜びは
うたかたでも身をやつすの
朝陽の中で抱きしめて
出典: 朝陽の中で微笑んで/作詞:荒井由実 作曲:荒井由実
朝陽の中で永遠の愛を誓う歌詞です。時が流れていって2人の仲がどうなってしまうのかお互いに心配していますね。
大宇宙の中で偶然にも出会えた喜びを歌うスケールの大きな歌詞の世界です。宇宙という言葉がバックの壮大な演奏とよく合っています。
壮大過ぎる世界観に圧倒されますね♪愛=宇宙という繋がりを表現しています。
カード一枚ひくように
決まるさだめが とても怖い
宇宙の片隅で つぶやき合う永遠は
幻だと知っていても
朝陽の中で微笑んで
形のない愛を つなぎとめて
つなぎとめて つなぎとめて
出典: 朝陽の中で微笑んで/作詞:荒井由実 作曲:荒井由実
2人出会った「さだめ」が「こわい」とも言っていますね。抱きしめ合っても、つぶやき合ってもこの時間は永遠には続かない。そんな無常観も歌っています。
いつまでも今が続かないからこそ「つなぎとめて」を繰り返して言葉にしているのでしょうね。
「今この瞬間だけに感じること」と「心の気持ち」は未来永劫には残らない感情ですが、その一瞬の時間の中では永遠の気持ちです。
その一瞬は永遠に続かないからこそ、その一瞬に価値があるとも言えるんではないでしょうか。
「朝陽の中で微笑んで」はなぜ最難曲なの!?
難しい理由は??
松任谷由実の公演が帝国劇場で始まる。
『ユーミン×帝劇vol.3「朝陽の中で微笑んで」』
「松任谷由実」は『ユーミン×帝劇vol.3「朝陽の中で微笑んで」』という帝国劇場の公演を発表しました。
その制作発表の中で「朝陽の中で微笑んで」は難曲という発言があったのです。
「松任谷由実」自身が認める「私の曲の中で最も歌うのが難しい曲」だそうです。
その難しい理由ですが音階のレンジが非常に広いこと。歌唱力をまったく考えずにメロディーを作ってしまったそうです。
今、「松任谷由実」自身が改めて曲を聴いても「わっ難しい!」と思わず唸ってしまうほど。
天才「松任谷由実」らしいエピソードですね。実際に歌うのにハードルとなる「メロディーの難解さ」よりも曲のイメージを優先してしまったのですね。
思いつくままにメロディーラインを作ってしまったら「普通の歌手では歌えない曲」になったということです。どうりで、久保田利伸などスゴ腕シンガーがカバーしているわけですね。
シンガーにとっては自分のテクニックを確かめるにはピッタリの歌ですね。並の歌手では太刀打ちできなさそうですが。
そんな超難しい曲ですが、それでも「松任谷由実」は長年歌ってきたキャリアがあるので今の表現力で歌いたいそうです。
新旧の「松任谷由実」が歌う「朝陽の中で微笑んで」を比べてみたくなります。
この『ユーミン×帝劇vol.3「朝陽の中で微笑んで」』を説明しますね。この公演は「松任谷由実」の歌と俳優の演技を組み合わせた劇ということです。
脚本と演出は、「松任谷由実」の夫で音楽プロデューサーでもある「松任谷正隆」が担当。俳優の出演は「六平直政」「斉藤洋介」。
「松任谷由実」の歌と劇がどのように組み合わさるのか楽しみな公演ですね。いったいどのような演出になるのでしょうか。
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