Bメロでは、男女3人の微妙な関係を描いています。
つまりは心と心で引っ張った故に切れた
出典: 表参道26時/作詞:山口一郎 作曲:山口一郎
となりでそれに気づいたあの子が黙った
出典: 表参道26時/作詞:山口一郎 作曲:山口一郎
Bメロに登場する「あの子」。
「あの子」は、女性の言動が男性を追い込んでいることに気づいていたようです。
今は少し距離を置くべきだよ。論破しようとすると嫌われるよ。
男性と揉めている女性に対し、色々な言葉が浮かんだのではないでしょうか。
では、なぜ沈黙に徹したのか。
それは、女性が恋敵だったからではないかと推測できます。
あわよくば男性と付き合えるチャンスがあるかも。
そのような考えが脳裏に浮かび、黙っていたのでしょう。
もしかすると、表面上では友達として仲良くしながら、女性を妬んでいたのかもしれません。
Bメロの歌詞からは、男女の駆け引きと共に、女性の腹黒い面を窺い知れます。
恋の芽生え
運命の人では?!
Bメロに続くサビの部分。
再び「気づいて~」と繰り返します。
気づいてる気づいてる気づいてる二人
出典: 表参道26時/作詞:山口一郎 作曲:山口一郎
「二人」は、彼と彼女だけがあうんの呼吸で理解している様子を描いているようです。
互いを必要としている彼と彼女。
喧嘩や諍いを重ねても、かけがえのない存在として認識しているのではないでしょうか。
運命の人であることを気づいている。誰に何を言われても気持ちはブレない。
そのような意味合いを「気づいて~」が持っているのかもしれません。
深夜の悶々とした思い
Bメロ後のサビは、女性陣のコーラスも印象的です。
美しい歌声が折り重なり、サカナクションの音楽性の高さを物語っています。
ネット上には、「コーラスやばい!!」など称賛の書き込みが。
つまらない夜に話し始めたのはなぜ
意味もないのに左手で書いた名前
出典: 表参道26時/作詞:山口一郎 作曲:山口一郎
コーラスの前半部分です。
深夜の男女の姿をイメージしています。
夜が深まり、暇をもてあましている時。
「何故こんな時間に?!」と思われるのを分かっていながらも、意中の相手に連絡したくなるものです。
しかし、気の利いた言葉や話のネタを見つけられない…。
そのような場合、相手が起きているのか否かを確認しようとするでしょう。
歌詞の「~書いた」「名前」からは、とりあえずLINEに相手の名前を入力している様子が想起されます。
苦笑いして握りしめた手には汗
出典: 表参道26時/作詞:山口一郎 作曲:山口一郎
コーラスの後半部分。
「汗」「握り~」というフレーズがライブ感を漂わせています。
どのような反応があるのだろうか。もしも返信が来たらどうしよう。
ドキドキハラハラしている様子が描写されています。
夜中の突然のLINE、既に寝入っている場合には、気付きにくいです。
もしも就寝の直前や仕事終りであれば、返信するかもしれません。
しかしながら、総じて真面目に対応するケースは稀です。
それでも、一縷の望みを抱いて、LINEを送ってしまう。
送った後で我に返り、素っ気ない対応に苦笑いしてしまうのではないでしょうか。