歌詞の意味
大人の居場所
黒い首輪を下げ ねえねえねえねえ
子猫ちゃん
悪魔の笑顔でさ ねえねえねえねえ
噛みつけよ
出典: 最終兵器GIRL/作詞:SIX LOUNGE 作曲:SIX LOUNGE
狂わせる
もう落ちてるさ
出典: 最終兵器GIRL/作詞:SIX LOUNGE 作曲:SIX LOUNGE
キャバクラを想像させるような歌詞が特徴の「最終兵器GIRL」、主観点である男性が美女に魅せられ狂ってしまっているのがこの曲のイメージとなります。
「子猫ちゃん」や「噛みつけよ」の部分からして、高圧的なイケメン客というイメージですが、実際の立ち位置としては真逆といっていいでしょう。
まず歌詞全体を見て目立つのが「ねえねえねえねえ」という同じ言葉の羅列ですね。
普通なら「ねえ」の一言で済むはずが4回も繰り返しているところ、「振り向いてほしい」「僕を気にかけてくれ」という懇願の意味で捉えれますね。
「狂わせる もう落ちてるさ」という愛に溺れてしまっている表現、服従や下僕という下の立ち位置にいるのは間違いなく男性です。
最終兵器 笑顔の裏
綺麗な毛皮を僕だけにくれないか
少し下品なトコがスキ
ねえベイビーお願い お願いだよ
僕を救って
最終兵器 GIRL
出典: 最終兵器GIRL/作詞:SIX LOUNGE 作曲:SIX LOUNGE
「綺麗な毛皮」は女性の表面、いわば内心を覆っている外殻のことです。
そのフレーズの前にも「笑顔の裏」とあるので、「綺麗な毛皮」はまさしく表面上の姿、表の顔で間違いないでしょう。
歌詞の雰囲気からキャバクラのイメージが漂っているので、彼女、「最終兵器GIRL」はあくまで営業モードで男性に接しています。
営業モードで接されている事を知っているから「ねえねえねえねえ」と連続して呼びかけているんですね。
しかしあくまで男としての尊厳は保ちたいのか「ベイビー」という言葉使いをしています。イメージ重視でベイビーの可能性もありますが、ここでは前者でしょう。
「少し下品なとこがスキ」というのもそのままの意味でも通りますが、ここは敢えて【負の部分も好きだと言えば好感度アップなのでは?】と狙ってる感もあり得ます。
最後に「僕を救って」という助けを求める素直さ、所々で強がりを見せていたけれども結局はただの見栄にしかならない。
見栄という強がりは呆気なく崩れるものです。長続きはしません、ありもしない強さを表面上に出しているのは非常に疲れますし、隙が多すぎて穴だらけです。
だから最後には忠実に縋るしかない、それが自分の根底にある欲望なのですから。
冷たくしないでよ
ねえねえねえねえ わざとだろ?
悪魔の笑顔でさ ねえねえねえねえ
意地悪だね
出典: 最終兵器GIRL/作詞:SIX LOUNGE 作曲:SIX LOUNGE
狂わせる
アタマイタイヨ
出典: 最終兵器GIRL/作詞:SIX LOUNGE 作曲:SIX LOUNGE
まだ強がりが抜けていないのかプライドが高いのか、余裕のある言葉を使っていますね。
彼女の態度で分かりきっているのにまだ懲りない男性、焦って汗をかきながらチャンスはあるだろうと思っているのでしょうか。
既に彼の脳内では、嫌な予感と現実を理解したくない感情などが、混ざりに混ざってカレーの如く煮えたぎっているでしょう。
つまり「アタマイタイヨ」、複雑な感情や不安で頭痛を引き起こしているのですね。正常な精神状態ではないので、「アタマイタイヨ」とカタカナ表記にもなっています。
嫉妬からくる焦り
最終兵器 笑顔の裏
綺麗な毛皮を僕だけにくれないか
少し下品なトコがスキ
ねえベイビーお願い お願いだよ
僕を救って
最終兵器 ガール
出典: 最終兵器GIRL/作詞:SIX LOUNGE 作曲:SIX LOUNGE
溢れる感情は ねえねえねえねえ
ジェラシーさ
悪魔の笑顔でさ ねえねえねえねえ
刺してくれ
出典: 最終兵器GIRL/作詞:SIX LOUNGE 作曲:SIX LOUNGE
狂わせる
重症だぜ
出典: 最終兵器GIRL/作詞:SIX LOUNGE 作曲:SIX LOUNGE
「最終兵器GIRL」は男性が小悪魔的な彼女に恋をしている、でも彼女は営業モードで自分に振り向いてはいない、もしかしたら彼女には既に彼氏が?という解釈です。
彼女の心の内が読めず、営業モードで相手をしてくれているのか、もしくは男が他にいるのか?という不安が頭を痛めてどうしようもないんです。
最終兵器の意味は、「自分を殺してしまうほどに大きい存在」もしくは「自分の出会った中で最高の人」のどちらかになるでしょう。
余裕ぶっている男がいざという状況になると、取り繕っていた慢心が崩れてしょうもない男になってしまう、ドラマとかで良くいそうな男性像でしたね。