あらすじ
よだかは、美しいはちすずめやかわせみの兄でありながら、
容姿が醜く不格好なゆえに鳥の仲間から嫌われ、
鷹からも「たか」の名前を使うな「市蔵」にせよと改名を強要され、故郷を捨てる。
自分が生きるためにたくさんの虫の命を食べるために奪っていることを嫌悪して、
彼はついに生きることに絶望し、太陽へ向かって飛びながら、
焼け死んでもいいからあなたの所へ行かせて下さいと願う。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%88%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%81%AE%E6%98%9F
太陽に、お前は夜の鳥だから星に頼んでごらんと言われて、
星々にその願いを叶えてもらおうとするが、相手にされない。
居場所を失い、命をかけて夜空を飛び続けたよだかは、
いつしか青白く燃え上がる「よだかの星」となり、
今でも夜空で燃える存在となる。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%88%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%81%AE%E6%98%9F
「よだかの星」は切ない物語ですね。自分の居場所を探し求めるストーリー。アジカンの後藤は探求し続ける姿に自分たち「アジカン」重ねたのかも知れませんね。
音楽を追求する探求者としてのアジカンを「よだかの星」に見出したのかも知れません。通りで文学的な歌詞になっているわけです。
「アフターダーク 」のPVも要チェック!
閉塞感から突破するPV!
鳥かごは何の象徴?
このPVは俳優の演技とバンドの演奏が交互に続きます。俳優とアジカンのメンバーの背中には羽根が生えています。この現実から飛び出すための羽根でしょうか。
全体的には「今の現実」を突破するイメージの映像ですね。羽根を使ってもっと高いレベルへ躍進する気持ちを表現しています。
メンバーの頭上には鳥かごの巨大なオブジェ。これは現実の大きな壁のたとえでしょうね。曲も3:12と短く疾走感もあるのであっという間に終わってしまう印象。
閉塞感から突破しようとするエネルギーをうまく表したPVですね。元気のないときには見たくなるPVです。
「アフターダーク」の歌詞を解説!
進めーーーー!!!
歌詞をチェック!
背中の影が伸び切るその合間に逃げる
剥がれ落ちた羽にも気付かずに飛ぶ
街角甘い匂い流涎
遠く向こうから
何処かで聞いたような鳴き声
夜風が運ぶ淡い希望を乗せて
何処まで行けるか
それを拒むように世界は揺れて全てを奪い去る
夢なら覚めた
だけど僕らはまだ何もしていない
進め
出典: アフターダーク/作詞:後藤正文 作曲:後藤正文
日々の苛立ちを表現している歌詞です。
「進め」のサビが心に刺さります。これがボーカルの後藤の言いたいことをひと言で表していますね。「ごちゃごちゃ言ってないで何でもいいから進むんだよ!」と。
「止まらないでほんとうに少しづつでもいいから進む」のが大事というメッセージですね。このメッセージはリスナーに向けてもそうですが、後藤自身・アジカン自身にも向けたメッセージではないでしょうか。
凹んで落ち込んで挫けそうになった時に自分自身にかける言葉かも知れません。
真昼の怠惰を断ち切るような素振りで浮かぶ
生まれ落ちた雲まで見下ろすように飛ぶ
街角血の匂い流線
遠く向こうから
何処かで聞いたような泣き声
ドロドロ流れる深く赤い月が現れて振られる采
出鱈目な日々を断ち切りたい
何食わぬ顔で終わらぬように
夜風が運ぶ淡い希望を乗せて
何処まで行けるか
それを拒むように世界は揺れて全てを奪い去る
夢なら覚めた
だけど僕らはまだ何もしていない
進め
出典: アフターダーク/作詞:後藤正文 作曲:後藤正文
つらい今日を突破しろ!!!
「真昼の怠惰」「出鱈目な日々」などの言葉が出てきます。ここも日々の停滞を歌っていますね。「淡い希望」をしっかりと行動に移すことができるのか。
そして歌詞最後の繰り返し出て来る「進め」。
この後藤の言葉が再びリスナーに刺さります。毎日を1ミリでも前進させなくてはと思う歌詞ですね。背中を押してくれるフレーズです。
またこの「進め」はボーカルの後藤がありったけの声で叫ぶのでよけいに胸に突き刺さりますね。
心に栄養が欲しいときに「アフターダーク」超オススメ曲です。誰だってつらいときがありますが「進め!」をいっしょに絶叫してつらい今日を乗り越えましょう!
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