「ONLY MY LOVE」とは
1980年発売の2ndアルバム「North Wind」に収録!
まずは松田聖子の「ONLY MY LOVE」がどのようにリリースされたかをご紹介します。
この曲オリジナルは、なんと1980年に発表されたアルバム「North Wind」に収録されました。
当時はレコードでの発売で、B面の1曲目です。
A面、B面といった表記は現在ではCDシングルでしか見かけません。
アーティストによってはアルバムにもA面、B面と分けて表記している方もいらっしゃいます。
何故でしょうか。
レコードには表と裏の両方に溝があり、それぞれに音楽が収録されています。
そのため、表をA面、裏をB面と呼ばれていました。
CDシングルなどではその名残として、表題曲をA面、カップリングをB面と表記しているようです。
「松田聖子はB面がいい」という言葉も時々耳にします。
話はそれましたが、発売から40年近く経っても聴き継がれているというだけでもそれは凄いことです。
数々のベストアルバムにも収録!
「ONLY MY LOVE」は数々のベストアルバムにも収録されてきました。
「Bible」や「SEIKO STORY ~80's HITS COLLECTION」などの80年代作品をまとめたものにはほとんど選ばれています。
「Another Side of Seiko 27」では、ファン投票による選曲がおこなわれました。
そこでもファン投票8位を獲得したのです。
コンサートでも、大事なところに組み込まれていたりします。
松田聖子本人にも何か思い入れがあるのかもしれません。
この曲により2ndアルバムが大ヒットしたというようなことはありません。
しかし、ファンも本人も認める初期の代表作の一つであることは間違いないようです。
歌詞の意味を解説!前編
ここからが本編、歌詞を解説します。
この歌詞は、語数も少なく、比喩も多く見られます。
ですから解釈に幅を持たせることもできるでしょう。
それも歌詞を紐解く楽しみの一つです。
なるべくニュートラルな視点での解説を試みました。
読んでいただいて「ここはこうじゃないのか?」という意見が出るのは当然のことです。
人それぞれ違っていいのです。
それぞれ皆様の歌詞の意味を読み解く一助になれば幸いと思い筆を執っています。
自由な愛を感じて
愛は自由な空の翼
あなたと今この道を歩いて行きたい
出典: ONLY MY LOVE /作詞:三浦徳子 作曲:小田裕一郎
詩的な表現にため息が出そう。
愛というとどちらかといえば束縛的なもの。
私見ですが。
でもここでは大空を舞う鳥の翼のように自由と歌われています。
自由な愛を感じていたいものです。
一緒に歩いて行くとはきっと人生そのもののことではないでしょうか。
あなたとずっといたいと。
それほど思いっきり愛しているということでしょう。
そしてここには強い決意がみてとれます。
寒い冬を越えて
頬杖ついて時を止めてても
街はもう春ね
出典: ONLY MY LOVE /作詞:三浦徳子 作曲:小田裕一郎
引用1行目は、何もせずに黄昏ていることと同じです。
つまり、悩んでいても始まらない。
2行目のフレーズからは、寒い冬と今まで我慢してきた季節をかけています。
これからが勝負!で行動を開始するということでしょうか。
歌詞の意味を解説!中編
誤解
ひとつずつ脱ぎ捨てた誤解
足跡にして
出典: ONLY MY LOVE /作詞:三浦徳子 作曲:小田裕一郎