ZOC【family name】歌詞の意味を解説！モヤモヤだらけの十代！？それでもクッソ生きてやる！

中卒という学歴やひきこもりの過去。

そして少年院帰りというステレオタイプなレッテル。

それら全てを受け入れた上で彼女たちは真の「かわいい」を追及しようとしています。

NO PRETTY, NO LIFE。

文句があるなら面と向かって伝えてよ♪

私たちはいつでもライブ会場で、チェキ会で待っている。

そして最後に声を揃えて叫びます。

「待ってろ、世界、今ブチかましてやるよ♪」

『family name』は「生の肯定」であり「世界一かわいい喧嘩上等」の歌なのです。

現代、多くの問題を抱えた子どもたちが夢を託すのはヒップホップです。

しかしその場所に希望を持てない少数者はどこに夢を託せばいいのでしょう？

それこそがZOCが目指すべきロールモデルなのです。

ZOCはアイドルという形態を借りたポップスターでありパンクヒーロー。

そしてアナーキストとして令和の時代に啖呵を切り始めたのです。

ZOCの活動は前述したように2018年より既に始まっていました。

それは大森靖子が2018年に発表した『クソカワPARTY』に収録された『GIRL'S GIRL』。

そして『ZOC実験室』という楽曲です。

『GIRL'S GIRL』のMVではすでに後のZOCのメンバーがほぼ総出演。

その後公開された『ZOC実験室』のMVでようやくメンバーが公開されたのです。

しかし結成間もなくZOC-005の葵時フィンの脱退という悲劇も経験します...。

大森靖子自らの命をかけた壮絶な人体実験が記録された『ZOC実験室』。

楽曲のラスト、彼女は命をすり減らすように叫び続けたのです。

「自分の弱い心を殺せ！」と。

今回はZOCのデビューシングル『family name』を紹介いたしました。

初めて『family name』の歌詞を知ったときメンバーは新宿の路上で泣き崩れたといわれています。

時代は平成から令和へと移り変わり、時代が刷新されたかのような感覚に陥りがちな現代。

それでも変わらずに孤独と闘い続ける弱者は存在するのです。

究極の「カワイイ」で孤独を孤立させないため今日もZOCは歌い続けるのでしょう。

今回皆さんにお伝えしたかったのはあくまでも楽曲の持つ魅力です。

ZOCについてもっと知りたい、という方は以下の解説記事をご参照ください。