「Passion」の英語版として発表されていた「Sanctuary」をメドレーのように1曲にまとめたライブバージョンの動画をチェックしてみましょう。
日本語・英語を行き来しながら丁寧に歌い上げる宇多田ヒカルのライブパフォーマンスが素晴らしい動画ですね。ライブだからこそ味わえる息遣いやアレンジが堪能できます。
「Passion」の歌詞をチェック
失恋ソングと一言ではくくれない喪失感
前を向いていれば また会えますか
未来は どこへでも 続いてるんだ
出典: Passion/作詞:宇多田ヒカル 作曲:宇多田ヒカル
「キングダムハーツ」がひたすら想い人と再会するために冒険するストーリーだからこそ、この歌詞は失恋というジャンルではまとめられない重みをもってリスナーに響きます。
未来はどこまでも続いているということの希望と残酷さをどちらも感じさせる、宇多田ヒカルならではの言葉だと思います。
ずっと好きだった、その年月
ずっと前に好きだった人
冬に子どもが産まれるそうだ
昔からの決まりごとを たまに疑いたくなるよ
ずっと忘れられなかったの
年賀状は写真付きかな
私たちにできなかったことを とても懐かしく思うよ
出典: Passion/作詞:宇多田ヒカル 作曲:宇多田ヒカル
ずっと好きだった年月、忘れられなかった年月。
その重さと変わらない想いとは裏腹に、その人には子どもが生まれるのです。この現実がいかに痛いものか…心をえぐる歌詞ですね。
年賀状は写真付きかな、という想像が、彼の幸福に二度と自分は登場しないということを感じさせる歌詞として胸に響きます。
なんてことない情景を描きながらもこれほどの心の空白を描き出すのはさすがの一言です。
「Passion」は秘められた情熱を感じる歌
「Passion」は、静かな曲調の中に秘められた熱い想いを感じずにはいられない歌です。
「キングダムハーツ」のような壮大な冒険物語にも合致する一方、歌詞に描かれた世界は私たちの日常生活なのです。
この様々な世界観の包括こそ、宇多田ヒカルの楽曲の特徴なのかもしれません。
秘められた情熱を感じたい方は、ぜひ「Passion」を聴いてみてください。
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