答えを見つけた主人公
サビ(最後)前半
A EonG# D A
振り向けば 心の隅に君がいて
D A
I want smiling your face
Bm E
いつもそれだけで
A EonG# D A
投げやりな気持ちが空に消えてくよ
D A Bm E
でも"愛してる"とは違ってる
出典: LOVE/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
最後のサビも転調します。
Aメロ→Bメロ→サビと全部転調していますね!!
何回も言ってすみませんが、これだけ自然な転調は聴いたことがありません。
しかも20代でこれを作った桜井さんは天才だと思います。
さて、紙面の都合上最後のサビの歌詞解説は、前半・後半に分けて解説します。
「"愛している"とは違ってる」とあるとおり、主人公の方に付き合う気はないようです。
それでも心の隅にいつもいる女性。
明確に「愛とは違う」ということは、やはり恋なんでしょうか?
「恋」というより、「恋心」といった方が良いかもしれません。
サビ(最後)後半
D AonC# Bm A
ちっぽけなプライドも遠慮もいらない
D AonC# Bm A
束縛やヤキモチはちょっぴりあるけど
D AonC# Bm A
燃えるような恋じゃなく ときめきでもない
D
でもいいじゃない
AonC#
それもまた一つの
F G A
Love...Love...Love...
出典: LOVE/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
最終的に主人公は「これも一つの愛」だと言います。
本当に微妙な心情を描いていますね......。
おそらく女性の方は、主人公の気持ちに気づいていないのでしょう。
そうとらえると、この歌詞は主人公の独白なのではないでしょうか?
「恋心を抱いている相手に宛てた手紙」とも解釈できますね。
コード進行で特徴的なところは、最後の「F~G~A」です。
このコード進行は壮大な感じがしますね。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回はMr.Childrenの初期の名曲『LOVE』について解説してきました。
曲調はシャッフルのリズムで、明るくキャッチ―。
転調も多いですね。
歌詞の方は、男性の揺れ動く恋心を繊細な言葉で紡いでいます。
ただの友達でもなく、恋人でもない。
まさに「友達以上恋人未満」の関係性です。
しかし、これを不誠実ととることはできないと思います。
主人公は恋人を傷付けたわけではありません。
ましてや女性に想いをぶつけたわけでもありません。
確かに微妙な関係性ですが、歌詞にあるとおり「一つのLOVE」だと思います。
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