E     B       E     B
あまりにも静かだったから いろんな事を思い出す
E     B   C#m7  B
ひとつひとつ丁寧に 心の中で膨らんだ
E      B     E     B
痛みはやっぱり強いから 何よりも大きく育って
E    B     C#m7 B
地球の影に広がって 僕の胸まで痛かった

出典: 流星群/作詞:Motoo Fujiwara 作曲:Motoo Fujiwara

今まで体験した「君」との思い出が、天体にまで拡散されます。

流星群に投影したその思い出が、主人公の胸を切なくさせます。

地球の影」というのは、主人公の「」でもあります。

主人公は天体に、その想いを映しています。

ギターコードは1番Aメロと同じです。

【流星群/BUMP OF CHICKEN】この曲の歌詞が意味するものは?徹底解釈!ギターコードも!の画像

刹那的な2番Bメロ

C#m7        F#  
誰も気にも止めない 逃げ出したって追わない
D#m       E    E/F#
僕らがこのまま 消えたとしても

出典: 流星群/作詞:Motoo Fujiwara 作曲:Motoo Fujiwara

この世のものとは思えない流星群を目の当たりにして、主人公は「君」と一緒に、天体の渦に消えたいと感じます。

それほど流星群に感動しているのでしょう。

夢幻の世界にいる主人公は、「君」に大切なメッセージを伝えようとします。 

ギターコードは1番Bメロと同じです。

2番サビ

B       D#m  E   E/F# F#
出さなくたって大きな声 そこからここに響くよ
G#m7   D#m   E
これほどに愛しい声を 醜いだなんて
E/F#   F#   B/A  E    Em
あの雲の向こう側の全部が 君の中にあるんだよ
B     C#   E   E/F# F#
たとえ誰を傷付けても 君は君を守ってほしい

出典: 流星群/作詞:Motoo Fujiwara 作曲:Motoo Fujiwara

2番サビの歌詞です。

「声」とは流星群に投影された「君」の声のことです。

天体がすべて「君の中」にあるという例えは、流星群のように美しい「君」に対しての、最大の誉め言葉ですね。

壮大な間奏

間奏
B G#m B E E/F
B G#m B E E/F# B
B G#m B E/ F#B

出典: 流星群/作詞:Motoo Fujiwara 作曲:Motoo Fujiwara

間奏は、まるで宇宙の海を漂っているかのような、ゆったりとした印象で演奏されています。

背後に流れるコーラスが、その印象をさらに加速していきます。

ギターから奏でられるアルペジオが、まるで流星が天体に舞い落ちているかのように聞こえますね!

3番Aメロ

 E       B     E     B
それからため息を落とした 冷たいその手が熱かった
E          B    C#m7 E/F#
俯(うつむ)いた僕らの真上の 隙間を光が流れた

出典: 流星群/作詞:Motoo Fujiwara 作曲:Motoo Fujiwara

3番Aメロは、1番、2番の半分の長さです。

間奏に比べてひっそりと静かに歌われます。

言葉の語尾が「た」で終わっており、を踏んだ歌詞になっています。

また、歌詞を構成する文の字数も俳句短歌のような字数であり、歌詞にもリズムが感じられます。

3番サビ

   B         E      E/F# F#
こんな魔法のような夜に ようやく君と出会えた
G#m7    D#m  E
たとえ君を傷付けても 見つけたかった
E/F# F# B    B/A  E   Em
あの雲の向こう側の全部が 君の中にあるんだよ
B      C#    E   E/F# F#
僕の見たかった全部が 笑顔を越えて 零(こぼ)れたよ

出典: 流星群/作詞:Motoo Fujiwara 作曲:Motoo Fujiwara

3番サビの歌詞です。

最後の「零れた」というところは、星が「零れた」と見たかった全部が「零れた」と、この2つが表現されています。

「君を」傷付けてまで見たかったものは、「君の中」にあるという、ちょっと哲学的なセリフが印象的です。

 「全部」のところの「B/A」というコードもオンコードですが、同じメロディの「夜に」には使われていません。

メロディーは同じですが、ギターコードが違うんですね!!

細かなアレンジが施されていて、サビを盛り上げてくれます。

間奏~大サビ

間奏
B G#m B E/F#

B              G#m
信じた言葉が力を失くしても 自分が自分を認められなくても
B            E   E/F#
集めてきた星が砕けて消えても そこからここに響くよ

B            G#m
真っ直ぐな道で迷った時は それでも行かなきゃいけない時は
B               E E/F#
僕の見たかった 欲しかった全部が 君の中にあるんだよ

間奏
B G#m B E/F#

出典: 流星群/作詞:Motoo Fujiwara 作曲:Motoo Fujiwara