ミスチルの「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」歌詞解釈！そこに隠された意味とは？

そして、締めくくりのサビです。

1番と2番のサビを上手く掛け合わせた歌詞になっています。

もはやエゴとエゴのぶつかり合いで、曖昧でも返してくれていたリアクションはなくなってしまいます。

これこそ恋の苦さであり、過ちであるのだと思います。

しかし、愛想が尽きても君はやはり可愛くて、また笑わせたいなと思ってしまうのが人間の性なのです。

また些細なことからコツコツと積み重ねていきたいわけです。

とはいえ、やはり女性には振り回されてばかりで、気持ちは浮き沈みがちになってしまいます。

これはもはや女性の思う壺で、いつまで経っても手のひらで転がされてしまっているわけです。

手玉に取られることなく本当はひっぱっていくような恋愛がしたいのに、という男性の願望で締めくくられます。

おそらく彼女は彼が自分に恋をしていることを自覚しているのでしょう。

だからこそ、あえてノーリアクションなのではないでしょうか。

どこまで自分を追いかけて来るのか、試しているのかもしれません。

彼はもういいや、と愛想が尽きそうになるのですが、そんな時ほど彼女が優しくなるのではないでしょうか。

二人はまるでつりあわないシーソーのようです。

もうこの恋をやめようと思った時、彼女は彼に近づきます。

彼はこの立場を逆転してやろうじゃないか、と恋の戦士になるのです。

アップテンポな曲調とポップでキャッチーなメロディーからは恋愛頑張ろうソングに聴こえがちです。

しかし、実際、歌詞を紐解いてみると

「恋愛が下手なこじらせ系男子が恋のシーソーを自分ではぎったんばっこんできずに、ずっとお尻が浮いたまま女性に主導権を握られている」

ような手玉に取られちゃってる歌詞が浮かび上がってきます。

最後はひっぱっていきたいと締めくくってはいますが、なんだかそれも悪くないと思っていそうな印象も受けます。

女性には尻にしかれた方がいいという話も聞きますし、上手く手玉に取られているようなふりをするのも大事なのかもしれません。

それはまるで人生ゲームのように。

そのお互いの心の中の駆け引きがまさにシーソーゲームなのではないでしょうか。

ミスチルの歌は個性的な恋愛ソングが多く、歌詞も様々な解釈が出来るようです。

しかしそれこそ彼らの魅力であり、名曲といわれる所以なのでしょう。

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