1/365(フジファブリック)はTV番組「メディアタイムズ」のテーマソング!前向きな歌詞の魅力を紹介

まずは「1/365」の基本的な情報から紹介していきましょう。

「1/365」は、2018年5月23日にリリースされた彼らの6曲目の配信限定シングルです。

3ヶ月連続配信と銘打たれた企画が2018年4月よりスタートし、この作品はその第2弾シングルとして配信リリースされました。

リリース前より、フジファブリックのオフィシャルモバイル会員サイト「FAB CHANNEL」では先行試聴を行なっており、根強いファンの中では話題の1曲になっていました。

さらに、この会員サイトでは3ヶ月連続配信と共に連動企画がスタートしており、メンバーのリリースコメントやミュージックビデオのメイキング映像などが随時公開されています。

しっかりと手厚くファンに尽くしている様子が窺えて、好感が持てます。

これがフジファブリックが多くの人に支持されている所以ではないでしょうか。

また、作詞と作曲を担当したのはベースを担当している加藤慎一です。

元々は、リリースの半年以上前にサビだけはできていたそうです。

そこから半年以上の歳月を経て、フルサイズの楽曲が制作されました。

このように期間が空いたことで初期衝動を楽曲に詰め込んだ楽曲にはなっておらず、少し不思議な楽曲になったと加藤慎一も語っています。

たしかに、聴いてみるとこれまでの時間を埋めるかのように最初にサビができ上がった後に感じた想いや吸収したものも落とし込まれた味わい深い作品になっているように感じます。

また、一段と深みの増したフジファブリックの音楽を楽しめる作品になっているのではないでしょうか。

それでは、次に「1/365」のタイアップについて紹介していきます。

この楽曲は、実はNHKのEテレで放送されたテレビ番組である「メディアタイムズ」のテーマソングとして書き下ろされた楽曲なのです。

この「メディアタイムズ」は2017年10月12日からレギュラー版が放送されており、現代社会におけるメディアの在り方や溢れているメディアとどのように付き合っていくかなどを考える教養番組です。

ちなみに、楽曲自体はすでに番組の中でショートバージョンがオンエアされていました。

動画や写真、新聞、テレビ、CM、インターネットなど様々なメディアが溢れている現在、その中で正しい情報を私たちは選び取っていく義務があります。

そんな今の社会ならではの問題や疑問とぶつかっていくような番組に書き下ろされた楽曲の歌詞は一体どのように描かれているのでしょうか。

それでは、次に「1/365」の歌詞に迫っていきます。

まずは導入部分です。

溢れているのはメディアだけでなく、想いも同じようです。

何が正しいのか自分自身に問いかけるような歌詞は、正しいメディアを選択していく今の時代にぴったりな歌詞になっています。

そして、その答えを導き出すためには、一日一日を大事に生きていくことが大切だと歌っているのではないでしょうか。

しかし、日々を大事に生きていくことは簡単ではありません。

どこかで自分に負けてしまったり、諦めてしまったり、それが人間ではないでしょうか。

したがって、答えは簡単に導き出すことはできないのです。

そんな難しさがここでは描かれています。

だからといって、答えを出すことはできないとは言い切りません。

むしろ自分のペースで導き出していけるのではないかと友達に話すかのような雰囲気の言葉で優しく寄り添ってくれます。

難しく考えてばかりいて、行動が鈍ってしまったり、逆に失敗してしまったりすることは誰にでもあるのではないでしょうか。

正しさを決めるのは自分自身であり、何が正解なのか間違いなのかは後からついてくる結果に過ぎません。

だとしたら、慎重さに注力するよりは今を大事に思い切り行動した方が良いのではないかと伝えてくれているようです。

答えなんか無くて、探す必要がなければ最初から悩んだり、迷ったりはしないものです。

しかし、正解や間違い、そして、答えを求めてしまうのが人間なのではないでしょうか。

それをしっかりと受け止め、大切に生きることも大事だと伝える歌詞になっています。