ハロスリことHello Sleepwalkersがアツい!
・シュンタロウ:ボーカル、ギター
・ナルミ:ギター、ボーカル
・タソコ:ギター
・マコト:ベース
・ユウキ:ドラム
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Hello_Sleepwalkers
Hello Sleepwalkersの経歴
ハロスリの略称で知られるHello Sleepwalkersは2008年に結成されたバンドです。
結成当初はシュンタロウさんとマコトさんを中心に、主に沖縄県で活動していました。
転機が訪れたのは2010年のこと。
ヤマハが主催したアマチュアミュージシャン大会「The 4th Music Revolution」の福岡代表に選ばれます。
すると2011年10月5日にタワーレコード限定の1stシングル「センチメンタル症候群」を発売したのです。
さらに2012年1月18日にデビューアルバム『マジルヨル:ネムラナイワクセイ』をリリース、6月6日には1stシングルとなる「円盤飛来」をリリースしました。
現在のメンバーは5名ですが、リーダー的存在はシュンタロウさんです。ライブではMCをナルミさんと共に担当しています。
独特の作曲方法で知られており、変則リズムが生まれる理由ともいわれています。ベース以外のデモもシュンタロウさんが作っています。
作詞は中学から行っており、高校で軽音部所属しました。
ナルミさんは高校を卒業する時に、ギターとしてシュンタロウさんから誘われ加入します。紅一点メンバーです。
タソコさんは大学でシュンタロウさんに出会い、ギターをやりたいとアタックしたそうです。
マコトさんとシュンタロウさんはどんぐりバスター前からのメンバーで、作曲の時はベースの音を担当しています。
ちなみに物理的に考えて、5人もスタジオに入らないという理由からタソコさんの加入をいやがっていたんだとか。
しかしステージ前方を任せられるということで、加入を承諾したんですよ。
2歳からドラムを始めたというユウキさんは最後に加入しました。
地元が同じナルミさんに誘われたんですが、ナルミさんはドラムが上手い人という認識だったそうです。
タイトルからして気になる!「猿は木から何処へ落ちる」の歌詞
「猿も木から落ちる」に似たタイトル「猿は木から何処へ落ちる」。ことわざと関係あるのかなと思いましたが、全く関係ないんですよ。
むしろ深い意味を持つ歌詞に、共感せざるを得ないんです。さっそくチェックしてみましょう。
僕らが生まれたこと
七千万年前 猿の誕生
進化と銘打って 僕らここにいるけど
七千万年分 馬鹿になって
退化を繰り返している
そんな気がしてならない
嗚呼 素晴らしき人類
出典: 猿は木から何処へ落ちる/作詞:シュンタロウ 作曲:シュンタロウ
猿は七千万年前に生まれたといわれています。途方もない年月を経て、今我々人類がここにいるんですね。
人はそれを進化と呼ぶけれど、時代とともに変わっていく人の流れを見ると、むしろ退化しているのでは?とさえ思えてくるんです。
でもそんな気持ちが沸き起こるときこそ、人類は素晴らしいと思えてしまうんですね。
幸福が芽吹く時
このくだらねぇ歌を歌ってる間に
誰かが犠牲になって
誰かが犠牲になってる間に
幸福はふと芽吹いて
出典: 猿は木から何処へ落ちる/作詞:シュンタロウ 作曲:シュンタロウ
自分たちは今ここで歌を歌っています。しかしこの広い世界のどこかでは、誰かが犠牲となっている瞬間が生まれているのかもしれません。
悲しみに包まれるような瞬間でさえ、また別の世界では幸福が芽を出しているのではないでしょうか。
1週間を通じて猿は…
土を打った林檎
水を吸って膨れ出した
木から落ちた僕は
日の目を見ないまま
金で買った心
火を起こして暖める
月に立った猿はまだ
我がもの顔で笑っている
出典: 猿は木から何処へ落ちる/作詞:シュンタロウ 作曲:シュンタロウ
頭文字を並べ替えると1週間の曜日になることがわかりますよね。
順不同ですが空いている期間はきっと次の行程に進むための時間でしょう。
つまり林檎が土に埋まってから膨れ出すのに4日間かかったのです。次の日、猿であった僕は木から落ちました。
そのまま3日間日の目を見ることもなく暗闇に存在し続け、木から落ちた次の日に冷たい心を買って持ち続けたのです。
しかし日の目を見ることがなかった日から2日後、僕は心を暖める方法を知りました。
でもそんな僕を笑っている猿が一匹いるのです。その猿はとうに遠い宇宙に存在する月に立っていました。