サカナクション「多分、風。」の歌詞の意味を徹底解説！/PV出演の女の子も調査してみた♪

音楽だけで音楽は成立する。そこに歌は必要なのか？　僕の中で答えは出ている。 そう山口はいいます。そして今も歌い続けています。

僕はショートヘアの女の子が気になりだしています。 このショートヘアの女の子とは誰でしょうか？

誰もが忘れないあぜ道。ここがキーポイントです。 このあぜ道は、誰もが忘れない過去なのです。 そんな記憶の中にある世界で、自転車で女の子とすれ違います。

風のように自転車で走る女の子に熱い視線を向けてしまう僕。 これは山口の過去の世界であり、多くの人の原風景でもあります。 まだ恋愛をしたことがない、そして女の子に熱い視線を向けるしかできなかった時代。 そんな思春期の思いが伝わってきます。

ところどころにアップビートとダウンビートが響きます。 この音楽は何でしょうか？ これは思春期に山口をとらえた音楽なのではないでしょうか？ 女性とは何か？　音楽とは何か？ そういう胸を高鳴らせるものへの熱い思い。 山口は自分の原点をみつめているのかもしれません。

焦らせたこの季節という言葉が印象的です。 音楽や女の子の前で何もできない自分自身。そういう時代にもしもう一度連れていかれたら？ そういう問いかけを感じます。

MVの中で歌詞の中にも描かれる女の子を演じ、不思議な印象を残したのは、中国出身モデルのる鹿(ruka)。 日本に住んでまだ1年ほどなのに、日本語がぺらぺらなのだとか。英語も流暢に話す才女です。 友人が掲載したSNSの写真がプロダクションの目にとまり、モデルデビュー。ファッション誌で活躍し、 東京コレクションにも出演したそうです。 彼女の今後もチェックしてみてください。

2016年発表の「多分、風。」はサカナクションにとっては、さらに前進するために原点を思い出すような曲だったのではないでしょうか？　曲を聴いているだけで、僕もあの中学生の頃に音楽を聴き、女の子のことを考えていた時代を思い出してしまいます。

サカナクションはデビュー以来アルバム「sakanaction」を発表するまで走り続けてきました。その後、活動を多方面に展開し、アニメ映画「バクマン」の劇伴にチャレンジするなど、活動のスタンスは大きく変化しています。

彼らにとって今は変容の時。この曲はそんな変容の中で、自分たちの原点をみつめた曲のように思えます。

新しいサカナクションがどんなアルバムを発表するのか。今からとても楽しみです。