さて、次曲は、アンニュイなウィスパーボイス裏ノリが気持ちイイこの曲です。

どこかアーバンな雰囲気でイージーに聴ける楽曲ですが、その世界観は毒々しくどっぷり浸れます。

工場の煙で止まりますのボタン
知らないところに降りたった途端
ミルクとコンクリートで出来た猫が
私の毒をみて鳴いてくれた

出典: 眩しいDNAだけ/作詞:ACAね作曲:ACAね

このアルバムではめずらしく、細やかな背景描写が特徴的なシーン。

無機質な生活感と記号化された生活が描かれていきます。

MVも特徴的で、その世界観の形成に大きな役割を果たしています。

OTOKAKEでも詳しく徹底的に紹介していますので、ぜひ。

ずっと真夜中でいいのに。の楽曲「眩しいDNAだけ」のMVには、なんとヒット曲「ヒューマノイド」に登場した少女の姿が。少女はどんな思いを抱えているのでしょうか?MVの意味に迫ります。

ヒューマノイド

ダンスビートとエレクトリックなシンセが特徴の楽曲です。

こんな気持ちだけ 名前があるだけ
手を握るたび プログラムだってこと?

出典: ヒューマノイド/作詞:ACAね作曲:ACAね

タイトルの通り、ヒトならざるモノがテーマのようです。

曲調と相まって、近未来的なSFめいた雰囲気を感じます。

きっと震えさえ この重ささえ
届かないのなら ボタン押して消去しよう

出典: ヒューマノイド/作詞:ACAね作曲:ACAね

消してしまうのは人間としての感情でしょうか。

人間と「非人間」の境目があいまいになる奇曲です。

こちらも、OTOKAKEにて徹底解説しています!

ぜひ読んでみてください。

「ずっと真夜中でいいのに。」の1stミニアルバムに収録されている『ヒューマノイド』は、自分が人間なのだと断言する根拠がどこにあるのか考えさせられる一曲です。主人公が抱く「こんな気持ち」とは?イントロ・アウトロの呪文は一体何語なの?『ヒューマノイド』に隠された物語を紐解きます。

グラスとラムレーズン

うってかわって、じっとりと熱量をもったミディアム・ナンバーです。

ドロップのメロディアスな展開が耳に心地いい。

1番のサビと2番のサビの変化をみつけて嬉しくなる、そんな曲です。

歌詞はといえば、どっぷりと世界観に浸かった自我が美しいライティング。

態と割と意識的にひとりでいたいんだよ

出典: グラスとラムレーズン/作詞:ACAね作曲:ACAね

穏やかな孤独感は、今までのような苦しさとは異なり、安堵に満たされた心地いい世界をつくっています。

正義

どこか牧歌的なフレーズが特徴的な、にぎやかなナンバーです。

オリエンタルなサビと間奏が疾走感に拍車をかけています。