ずっと真夜中でいいのに。【潜潜話】アルバムを全曲解説！魔導書が囁く物語とは？そっと耳を傾けてみよう

クラッカーはまるで起爆装置のようなニュアンスです。

積み上げたぜんぶを爆発させちゃうことで、頭のなかではおもしろくて仕方ありません。

耳を澄ますと聴こえる投げやりな歓声が退廃的です。

ところが、溢れ出る涙を彷彿とさせるこの場面。

じゃあねと強がりながらもやっぱり情けないほどセンチメンタルです。

「のに」で終わらせた歌詞がすべてを物語っていますね。

目に見えるものがすべてじゃない、という疑惑めいた呪縛。

疑心暗鬼な行き詰まりで張りつめた1曲目でした。

もっともっと具体的な解説が読みたい！という方はこちらの記事がおすすめです。

さて、じゃあねと帰っていったあとはアンニュイなスキャットが始まります。

空間の隙間をぬって暴れだすファンキーなベースがなんともコケティッシュ。

この曲で歌われる「君」の存在は、どうやら迎合してくれない世間です。

匿名性の高い、青色の鳥のことでしょうか。

ちょっかいをかけてくる群衆、というモチーフは曲中たびたび登場します。

誰かの存在が思い浮かびますか？

思い浮かんだ人は、きっとずとまよにハマってしまうと思います。

ちなみに、ここの押韻が秀逸で大好きです。

7個目とはサブ垢のことでしょうか。