あの日の言葉が今日も世界を動かしている

線路沿い走り出す影に振り返る
あの日君が言ったI love you
追いかけちゃうよ ずっとずっと

出典: 嘘みたいなI Love You/作詞:Utada Hikar 作曲:Utada Hikar

君に「I love you」と言われた日。

それは主人公にとって世界が始まった日でした。

たとえあの日の「I love you」が嘘だったとしても、その事実だけは変わらない。

曲の最後は「追いかけちゃうよ~」の歌詞で締めくくられます。

いまさら追いつけないことは分かっている。

それでも追いかけずにはいられない主人公の気持ちが切ないですね。

タイトルの『嘘みたいなI Love You』には、嘘でも信じたいという気持ちが込められているのだと思います。

君の言葉が呼んだ世界で主人公は今日も生きている。

そして、その世界を動かしているのもまた君の言葉なのでしょう。

最後に

【宇多田ヒカル/嘘みたいなI Love You】歌詞解釈!あの日の言葉が呼んだ世界はどう進む?!の画像

この曲の主人公が何よりも信じていたかったのは、君と一緒に生きる未来だったのではないでしょうか?

君の言う「I love you」はなんだか嘘みたい。

だけど、君と一緒に生きていけるなら偽りの「I love you」でも構わなかった。

もしかしたら主人公のその想いこそが真実の「I love you」だったのかもしれません。

『嘘みたいなI Love You』には誰かを愛するときの不安と切なさがいっぱいです。

純粋さだけでは上手くいかない恋愛模様に胸が締め付けられますね。

宇多田ヒカルのオススメ曲

宇多田ヒカル楽曲で「これだけは聴いておくべき!」という曲を紹介します。

まずは言わずと知れた名曲『Automatic』。

そして今回紹介した『嘘みたいなI Love You』と同じアルバムに収録されている『光』。

宇多田ヒカル楽曲の中で特におすすめしたい2曲です。

ぜひ聴いてみてください。

国民的歌姫、宇多田ヒカル。2016年には活動再開し、さらに進化した表現力と才能で見事復活しました。今回はデビューシングルで大ヒット曲「Automatic」の歌詞を解説しながら、彼女の人を惹き付ける才能と魅力について紹介します。

1998年12月9日デビュー。1stアルバム『First Love』は累計売上枚数765万枚を超え、日本国内の歴代アルバムセールス1位にを記録している宇多田ヒカル。ゲーム「キングダムハーツ」の主題歌にも起用された2002年3月20日にリリースの彼女の10thシングル「光」の歌詞に迫ります。

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