あの日の言葉が今日も世界を動かしている
線路沿い走り出す影に振り返る
あの日君が言ったI love you
追いかけちゃうよ ずっとずっと
出典: 嘘みたいなI Love You/作詞:Utada Hikar 作曲:Utada Hikar
君に「I love you」と言われた日。
それは主人公にとって世界が始まった日でした。
たとえあの日の「I love you」が嘘だったとしても、その事実だけは変わらない。
曲の最後は「追いかけちゃうよ~」の歌詞で締めくくられます。
いまさら追いつけないことは分かっている。
それでも追いかけずにはいられない主人公の気持ちが切ないですね。
タイトルの『嘘みたいなI Love You』には、嘘でも信じたいという気持ちが込められているのだと思います。
君の言葉が呼んだ世界で主人公は今日も生きている。
そして、その世界を動かしているのもまた君の言葉なのでしょう。
最後に
この曲の主人公が何よりも信じていたかったのは、君と一緒に生きる未来だったのではないでしょうか?
君の言う「I love you」はなんだか嘘みたい。
だけど、君と一緒に生きていけるなら偽りの「I love you」でも構わなかった。
もしかしたら主人公のその想いこそが真実の「I love you」だったのかもしれません。
『嘘みたいなI Love You』には誰かを愛するときの不安と切なさがいっぱいです。
純粋さだけでは上手くいかない恋愛模様に胸が締め付けられますね。
宇多田ヒカルのオススメ曲
宇多田ヒカルの楽曲で「これだけは聴いておくべき!」という曲を紹介します。
まずは言わずと知れた名曲『Automatic』。
そして今回紹介した『嘘みたいなI Love You』と同じアルバムに収録されている『光』。
ぜひ聴いてみてください。
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