「瞬き」について
1948年生まれで、2017年現在70歳目前となる井上陽水。
年齢を重ねて、老いを感じるどころか歌声に深みが増している彼が近年リリースしたのが、今回ピックアップしている「瞬き」です。
まずはこの「瞬き」という楽曲について基本情報をお伝えします。
リリースはいつ?
「瞬き」がCDに収録されリリースされたのは、2015年7月に発売された「UNITED COVER2」が初めてでした。
この後、2017年2月に「夢の中へ」がリマスターとして再リリースされ、その中に「女神」と共に収録されました。
「瞬き」はあの人気番組のEDテーマ曲!
「瞬き」はすでにご存じの方もいると思いますが、NHKの教養番組『ブラタモリ』のEDテーマ曲です。
OPテーマは同じく井上陽水の「女神」で、どちらの曲も先ほどご紹介した「UNITED COVER2」および「夢の中へ」のリマスタリングCDに収録されています。
井上陽水の楽曲はブラタモリに使用されることが多く、彼の「MAP」という楽曲は『ブラタモリ』第1期のEDテーマにも選ばれていました。
「瞬き」ってどんな楽曲?
番組タイアップになっているとはいえ「瞬き」をまだ聴いたことがないという人はいるかもしれませんよね。
ここでは「瞬き」の楽曲がわかるような動画をご紹介します。
ご紹介している動画はカバー歌唱のものですが、曲の雰囲気はつかめるはずですよ。
「瞬き」の歌詞が知りたい!
井上陽水の作品は、どの作品もほとんど彼自身が作詞作曲をしています。
彼の紡ぎ出す詩の世界は不思議で“つかみどころがない”ようなものもあります。
しかし巧みに組み合わされた言葉の裏には、絶対に変えられない物事の真実が織り込まれているように感じます。
ここからは、そんな井上陽水の世界観をたっぷり感じられる「瞬き」の歌詞について、解釈とともにご紹介していきます。
暖かいまなざしのような言葉による花束
未来の あなたに
幸せを 贈る
記憶と 想い出を
花束に 添えて
出典: https://twitter.com/hahametal/status/916624484282462209
今を生きる私たちが、大事な人の“未来”のためにできることにはどんな事があるのでしょうか。
今が幸せで、大事な人と良い時間を過ごせていたら、そうした記憶と想い出こそが、未来のあなたを優しく支える力になるのかもしれません。
そんな暖かい記憶と思い出が、もし花束を作れるほどにたくさんあったら、これは本当に嬉しいことですね。
瞬く 瞳に
魅せられて ゆれて
恋する この胸は
求め合う ままに
出典: https://twitter.com/inoueyosui_bot/status/932888604942024704
恋をして、大好きな人と過ごす時間は瞬きの時間がまるで永遠に続くように感じられるもの。
そしてそんな美しい時間は、瞬く瞳の輝きの中にこそあるのかもしれません。