コブクロ「ここにしか咲かない花」の歌詞検索!再生回数と動画ランキングは?の画像

「影」が教えてくれる「光」

影が教えてくれるのはそこにある悲しみだけじゃない
うつむく顔を上げて振り返れば
そこにある光に気付くだろう

同じ数の出会いと別れ
でも割り切れなくて
余るほどの想い出をいつまでも胸に咲かせながら

出典: ここにしか咲かない花/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎

別れの数だけ出会いがあり、だからといって、別れの辛さを割り切ることはできなくて、自分の心の中に別れた人々との大切な思い出を咲かせているという歌詞です。

「影が教えてくれるのはそこにある悲しみだけじゃない」という歌詞には、前の歌詞であった別れの思い出のように、別れの悲しみがあるから、大切なものに気付けたり、人の優しさに気付くことができたりすることもあるという前向きなメッセージが込められています。

喜びの彼方でもう一度花咲くように

雨上がりの道は 泥濘(ぬか)るむけれど
今ここに 生きている証を刻むよ
どうかこの涙を(この涙を) しおれかけの花に(心に)
喜びの彼方で もう一度 咲けるように
願いは海風に吹かれて 大空へ
やがて小さな虹をわたるよ いつの日か その足で

出典: ここにしか咲かない花/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎

雨上がりの道はぬかるんで歩きにくいですが、その分歩いた足跡をくっきりと残すことができます。

このことから、悲しいことがあって涙を流して、生きて行くことすら難しく思う日々が続いても、そうやって悲しみを乗り越えて生きた日々には、自分が生きているという証が刻まれているということを歌っています。

そして、流した涙が今は弱っている心の糧となって、いつかもう一度喜びで溢れる未来へと歩んでいけるように祈っているのです。

「小さな虹をわたる」という歌詞もありますが、虹も雨が降らなければ出ないものとして描かれているのでしょう。

影があるから光が、雨が降るから虹が、そして、別れがあるから出会いがある。

この歌詞全体に共通して人生には悲しいことがあるから、喜びもあるという前向きなメッセージが込められていると言えるでしょう。

コブクロ「ここにしか咲かない花」の歌詞検索!再生回数と動画ランキングは?の画像

悲しみもいつか「星にかわる」

雨上がりの道は 泥濘るむけれど
今ここに 生きている証を刻むよ
いつかこの涙も 寂寞の想いも
忘れ去られるような時代の傷跡も
燦然と輝く あけもどろの中に
風が運んで 星にかわる
そんな日を 待っている

出典: ここにしか咲かない花/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎

「忘れ去られるような時代の傷跡」とは、鳩間島にも戦争に巻き込まれ多くの島民を失った悲しい歴史があり、今となっては穏やかなこの場所にも残っている戦争の傷跡のことを言っているのかもしれません。

全ての悲しみや、寂しさや、歴史が遺した傷跡も全てが夜明けの海の眩しい光の中で星のように輝き、報われる日が来てほしいということなのでしょう。

景色の美しさと平和への祈りの清らかさが感じられる歌詞ですが、まっすぐな言葉で描かれているので、共感することができますよね。

こんなところにも、小渕さんの凄さが表れている歌詞でした。

おわりに

コブクロ「ここにしか咲かない花」の歌詞検索!再生回数と動画ランキングは?の画像

コブクロの「ここにしか咲かない花」は美しい景色と祈りが込められた素敵な歌詞の曲でした。

疲れている時や、悲しいことがあった時、寂しい時など、聴いて癒されてみてはいかがでしょうか。

無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!

今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね