【遭難/東京事変】名曲に隠された禁断の恋？！歌詞の意味を徹底解釈！かっこいいMVも紹介!コード譜あり

まだ東京事変を結成する前、ソロで活動していた椎名林檎は2001年に活動を休止しました。

この時の活動休止はその当時椎名林檎が結婚・妊娠を発表したことから産休と世間には思われていましたが、本人にとってはこのまま引退したいという思いが強くあったそうです。

ソロとしてできることはやりつくしたように、当時は感じていたといいます。

確かに1998年にデビューしてから間もない2ndシングル「歌舞伎町の女王」が話題になり、翌年にリリースした1stアルバム『無罪モラトリアム』はミリオンヒットに。

さらに2000年にリリースした2ndアルバム『勝訴ストリップ』は230万枚を超える売り上げを記録し、ダブルミリオンを記録。

この作品で、日本ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー、第42回日本レコード大賞ベストアルバム賞を受賞しています。

デビュー後短期間でここまでくれば、そういう心境になってしまっても無理はないのかもしれませんね。

また、そのような気持ちが生まれてきたところにちょうど結婚、出産が重なり、音楽よりも家庭へと気持ちが傾いてしまったのかもしれません。

色々なタイミングが重なって、モチベーションを失うようになってしまったのでしょう。

椎名林檎自身としては引退する気持ちに傾いていたようですが、契約の関係などからカバー・アルバムなどをリリースしたところ、周りの人間から活動継続を求められてしまったということ。

しかし先述の通り、ソロでやっていくモチベーションはもう失われていました。

そこで、バンドを組み、自分だけでなくメンバーの為に曲を書くというスタンスでなら責任も生じ、やっていけるのではないかと思ったことが、東京事変結成のきっかけになったそうです。

そこでもともとあった、椎名林檎のバックバンドへ椎名林檎が加入した形で東京事変は誕生しました。

今回ご紹介する「遭難」は、2004年に発売された2ndシングルです 。

東京事変としてのデビューシングル「群青日和」の約1ヶ月後にリリースされました。

2ndシングルとしての発表ではありましたが、「遭難」と、同時収録されている「心」は椎名林檎が東京事変として初めて作曲した曲だということ。

デビューシングルに続いてこの作品も、オリコン週間シングルチャート2位を記録しました。

歌詞はどうにかなってしまいそうなほど、愛に溺れて助けを求めるという内容ですが、椎名林檎にしかできないであろう言葉の使い方がの美しさが堪能できる1曲となっています。

真っ赤なドレスに身を包んで、歌う椎名林檎。

大きな赤いヘッドドレスも、その美しさを引き立てています。

まるでパーティに行くかのようなドレスアップをした姿でレスポールをかき鳴らす姿が、とてもクールですね。

ここでコード譜をご紹介。

MVを見てコピーしたくなったら、活用してみてください。

使用コード数が多いので、素早くポジション移動することがポイントです。

そんなに難しい押さえ方のコードはないので、タイミングよくチェンジできるようなればOKです。

ではここからは、「遭難」の歌詞を見ていきましょう。。