ラストを締める4行の歌詞は、Aメロの意味とは異なります。
肩を震わせ泣いていた主人公。
過去の過ちをこれからの人生に糧とし、前を向こうとしています。
不器用な気質でも、それが俺なんだと納得しているのです。
こうなったのは自業自得だと、別れた女性を追いかけるのは今夜で終わりにしよう。
追われるくらい器の大きな男になって見返してやる、と吹っ切れたのかもしれません。
幾夜も寄り添う酒が、明日から美味く飲めるのでしょう。
おしまいに
「暖簾」は、男の喜怒哀楽が凝縮された楽曲です。
女々しく未練たらしい、自己中心的で少々面倒くさい生き物ではないでしょうか。
しかし、そういったクセが時に色気を感じたり愛おしく思えるのです。
主人公はおそらく、年齢層が少し高い大人の男性でしょう。
その大人の男ですら、惚れ込んだ女性には我を忘れてしまうのだと解釈は締め括らせていただきます。
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