カバー曲解説のラストは「Living After Midnight」。
メタル・ゴッドことJUDAS PRIESTのカバーです。
Jun Gray主催のレーベルコンピ用の録音ということで名義はKenco Yokoyama。
実はこの選曲には健さんのジェンダー論への深い意見が隠されています。
JUDAS PRIESTのボーカル・ロブがゲイであることを公言しているのはメタル界では常識。
女性に特化したレーベルコンピでヘテロ男性がゲイの歌った曲をカバーする。
世の中は男と女だけが全てではない。もっと多様性があるんだ。
そんな真面目な想いから「Living After Midnight」を選曲したそうです。
「Songs Of The Living Dead」全曲徹底解説【後編-オリジナル/未発表曲】
「My Shoes」
A phone call from VANS, said they need a song
A Skate-Rockin' number about a minute long
I tried this and that and made up my mind
Just rip off The Offspring, I don't wanna waste my time
出典: My Shoes/作詞:Ken,Minami 作曲:Ken
(和訳)
ある日VANSから電話があって
曲を書いてくれって頼まれた
1分の最高のスケートロックを書いてくれって
いろいろ考えたけど結局
時間を無駄にしたくないから
The Offspringをパクることにした
出典: My Shoes/作詞:Ken,Minami 作曲:Ken
「My Day」
When everything's going wrong
And anyone else would break down crying
I keep on pushing on'
Nothin' that I say or do gonna change...
My day
'cause I know I'll make it out
Okay
Nothing to freak out about
出典: My Day/作詞:Ken, Serge 作曲:Ken
続く「My Day」はファンにはお馴染みですね。
性急な2ビートに鋭いギターサウンドのご機嫌なロックンロールナンバー!
Hi-STANDARD活動休止中にリリースされたPiZZA OF DEATH初のレーベルコンピ収録曲です。
今後のライブでより頻繁に演奏されることが予想されます。
(和訳)
なにもかもが上手くいかない時
他の人だったら泣き出してしまうような時
オレは前に進み続けるんだ
何も言わずに変えようとするさ
オレの一日を
だって知ってるからさ
オッケーにできるって
慌てることはなんにもないのさ
出典: My Day/作詞:Ken,Serge 作曲:Ken
「You're Not Welcome Anymore」
現在のKen Yokoyamaの作曲スタイルは健さんとMinami Chanのチーム制。
「You're Not Welcome Anymore」はそのスタイルの始まりとなりました。
2009年のALMOND、DRADNATS、Special Thanksとの4Wayスプリット盤に収録されています。
このスプリット盤で健さんはNORAH JONESの「Don't Know Why」のカバーもしています。
PiZZA OF DEATHの通販サイトで運がよければ手に入るかも?
Minami Chanの加入でギターサウンドに重厚感が増した第4期Ken Yokoyama。
そのスタートにふさわしい疾走感溢れるクールなスケートパンクです!