楽はしない
偉ぶらない
誰のせいにもしない
涙も忘れI'm going my way
出典: RED/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
こんなにカッコイイ言葉遊びがほかにあるでしょうか。
縦読みで
R=楽はしない E=偉ぶらない D=誰のせいにもしない
となっているのがわかりますか?
さらに泣くことすら忘れてわが道を行く、というフレーズが続きます。
礼を尽くし
栄華を捨て
泥まみれにもなろう
千切れないこの絆の色
RED
出典: RED/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
こちらもR・E・Dの縦読みになっています。
それに続く絆の色、という言葉が神がかっていますね。カープファンが悶えて喜びそうなフレーズです。
当たり前をコツコツと
何も特別じゃない
当たり前のことやるだけ
出典: RED/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
R・E・Dの教訓はできて当たり前のこと。
しかし小さな当たり前を重ねることで、普通じゃない結果が出せるのです。
世界はすぐ成果が出るようにはできていません。
すぐ成果が出たように見える人も、偶然そこだけ切り取って見えているだけで、裏にはそれ相応の時間と労力があります。
黒田選手も黙々と練習をしているイメージがありますが、自分だけが知っている苦しみがそこにはあるのでしょう。いやー漢です。
原動力は愛
君の声は胸にしまってある
雷鳴のように響くのは、愛…
出典: RED/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
愛する人、ファンの声援。
全て胸にしまいこんではいるけれど、全身にみなぎっているのは激しい愛だ。
君のために戦うのだと、静かで燃えるような愛を感じます。
男性の静かで深い愛を象徴しているようですが、「雷鳴」ですから言葉にはしないけれど激しい愛なのでしょう。
凛として fight
永遠に try
どんな闇にも差す light
体中暴れる血の色
RED
出典: RED/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
体中にみなぎるのは愛と闘争心、そして血。つまりREDなのです。
「RED」とはいったい何なのか?
それは、教訓、闘争心、血、愛、絆。
つまり生き様がREDなのです。
努力を売りにし蹴散らかしたり、他人の努力をあたかも自分がしたかのように扱ったりする人もいます。
しかし表に示せる努力は本当の努力ではありません。
「RED」は黙して努力せよ・人を愛せよ、とも思わせてくれる作品です。
最後に
同タイトルの曲はあらゆるアーティストによってリリースされていますが、B'zによる「RED」は生き様を静かに燃える炎のように歌い上げている点で唯一無二の作品といえるでしょう。
成果を披露する前に、今の努力がなかなか報われなくて自信を無くしそうなときに聴いて、体中にREDを燃えたぎらせてみてください。
カープファンに限らず、自分と闘うすべての人に聴いていただきたい曲です。
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