変わりたいという願望
夢のような世界があるのなら
僕も変われるかな
アスファルトに立つ僕と月の
間には何もないって知った Ah
出典: https://twitter.com/w1_lsm/status/914855885016506370
去年と同じ服を着ていたら
去年と同じ僕がいた
後ろめたい嘘や悲しみで
汚れたシミもまだそのまま
出典: https://twitter.com/Marumegane_mu/status/649577241165213696
変わりたいという願望が強く表れた歌詞になっています。
しかし、理想と現実はそう簡単にすり合わせることができるわけではありません。
理想(月)に近付くまでのプロセスは何もないと思ってしまうほどに、不安や迷いが付き纏い、険しいものなのです。
そして、今の自分を見つめる度に、変われていない自分のダメなところばかりに目がいって、幻滅してしまうものなのではないでしょうか。
焦燥感の表れ
何もない夜に 何かあるような気がして
君に電話してしまうんだ いつも
出典: https://twitter.com/sakana_kasibot/status/915644571584884736
いつかさよなら 僕は夜に帰るわ 何もかも忘れてしまう前に
ビルの灯りがまるでディレイのように流れてた いつまでも
出典: https://twitter.com/w1_lsm/status/914855885016506370
一日の出来事を振り返った時に、今日は何もしていないなと感じる日は誰にでもあるのではないでしょうか。
そんな時に何かしておかなきゃという焦燥感に駆られ、君に電話をしてしまうダメな主人公が描かれています。
釣りの情景
ゆらゆら揺れる水面の月 忍ぶ足音 気配がした
草を掻き分け 虫を払うかのように君を手招きする
出典: https://twitter.com/matome_sakana/status/912855596130492416
目を細む鳥のように今 川底 舐めるように見る
かの糸 たぐり寄せてしなる 跳ねる水の音がした
出典: https://twitter.com/k__light/status/23193059481
この部分ではまさに「ナイトフィッシング」をしている場面が想像できる歌詞になっています。
ラララ きっと僕が踊り暮れる 夜の闇に隠れ潜む
ラララ ずっと僕が待ち焦がれる恋のような素晴らしさよ
出典: https://twitter.com/nikki69_bot/status/914999505665134592
そして、ひっそりと糸を垂らしながら魚が針に掛かるのを待っている時の心持ちを「恋」に例えています。
人生の終着地点
いつかさよなら 僕は夜に帰るわ 何もかも忘れてしまう前に
ビルの灯りがまるでディレイのように流れてた いつまでも
出典: https://twitter.com/w1_lsm/status/914855885016506370
この先でほら 僕を待ってるから行くべきだ 夢の続きは
この夜が明け疲れ果てて眠るまで まだまだ
出典: https://twitter.com/sakanaction_bot/status/908050343660892160
そして、また一日の終わりを描きます。
今度は何かしなきゃとあがくのではなく、明日を信じて進んでいこうという前向きな内容に変わっています。
その一日を積み重ね、人生の終着地点まで描くような締めくくりになっています。