Certain as the sun
Rising in the east
Tale as old as time
Song as old as rhyme
Beauty and the beast

出典: 美女と野獣/作詞:Howard Ashman 作曲:Alan Menken

1~2行めは「太陽が東から昇るのと同じくらい確かなことだ。」と言っています。

3行めはくりかえし出てきているフレーズです。

4行めの「rhyme」は「韻」です。

韻とは音の響きが同じことを意味します。

英語の詞は古くからこの「rhyme」が必須でした。

「昔からある詞と同じような歌」ということでしょうか。

ここでは響きがそろっているというのは、ベルと野獣のことかもしれません。

ベルと野獣の心の響きがダンスの終盤にそろってきて「rhyme」になるのかもしれません。

自明の理

こうやって歌詞を見ていくと、ポット夫人の愛も見えてきます。

出会ったばかりのベルと王子(野獣)の波長が合っていて、惹かれあう。

そんな様子をそっと見守りながら、「太陽が昇るのと同じくらい当然のこと」と信じています。

そのように2人を包み込む大きな存在であることがよく分かります。

3種類の日本語版

【美女と野獣/Beauty and the Beast】時を超えて愛される名曲を和訳付きで解説!の画像

この「美女と野獣」という楽曲日本語版は3種類あります。

様々な事情があるとは思いますが、ディズニー映画ではよく見られることです。

1つめは1991年公開時に吹き替え用に作られた日本語詞です。

2つめは1995年にミュージカル版を劇団四季が公演する際に作られた詞です。

3つめは2017年の実写版のものです。

もともとの英語詞がかなり日本語にしにくいこともあり、それぞれ違いがあります。

機会があればぜひ聴き比べてみてください。

様々なアーティストがカバー

【美女と野獣/Beauty and the Beast】時を超えて愛される名曲を和訳付きで解説!の画像

ピーボとセリーヌのバージョンがヒットしたこともあり、多くのアーティストがカバーしています。

日本ではMay.Jさんがリリースしたディズニーカバーアルバムにも収録されています。

このバージョンではクリス・ハートさんとデュエットしました。

豪華な「歌ってみた」

また2017年には、興味深い「歌ってみた動画も公開されました。

AAA西島隆弘さんと宇野実彩子によるものです。

なかなか贅沢な「歌ってみた」ですね!

まとめ

この「美女と野獣」は長年に渡って愛されるディズニーソングです。

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併せてお楽しみください。

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