安全地帯とは
1973年結成のロックバンド
安全地帯は1973年に北海道旭川市で、ギターとボーカルを担当する玉置浩二を中心に結成されたロックバンドです。
1982年にキティレコードから「萠黄色のスナップ」でデビューを果たします。
1983年に発売した「ワインレッドの心」が大ヒット、その後も今回紹介する「恋の予感」や「熱視線」「悲しみにさよなら」など多くのヒット曲を生み出しました。
80年代の日本の音楽シーンを代表するバンドの1つといっても良いでしょう。
安全地帯を知らなかったという方も、ベストアルバムを聴いていただくと知っている曲もあるのではないでしょうか。
どれも素晴らしい曲ばかりです。歌唱力も声の質も、玉置浩二は一流だと思います。
その声が最大限に生かされるのは、やはり安全地帯です。
3度の活動休止から復活
安全地帯は、実は3度の活動休止から復活を果たしたバンドなのです。
1988年に突然の活動休止を宣言し、1990年にアルバム「安全地帯Ⅶ」のリリースと共に活動を再開します。ところが、1992年のコンサートの終了後に、2度目の活動休止。
2001年からレコーディングがはじまり、2002年にアルバム「安全地帯Ⅸ」を発売して復活かと期待されます。
しかし、2003年12月までのツアーが終わってからはまた活動休止となり、それぞれの活動に力を入れるようになっていきました。
そして、2010年にシングル「蒼いバラ/ワインレッドの心」を発売し、コンサートツアーを行って完全復活を果たします。彼らの活動を心待ちにしていたファンを喜ばせました。
玉置浩二は1992年の活動休止から並行してソロ活動もしており、「田園」「メロディー」などのヒット曲を手がけています。
どんなに活動休止を繰り返しても復活したのは、安全地帯というバンドでなければできない音楽があるとメンバーが信じているからではないでしょうか。
「恋の予感」とは
1984年10月発売の7thシングル
1984年10月発売の安全地帯の7thシングルが「恋の予感」です。売上枚数43.6万枚を記録したヒット曲です。
恋に臆病な女性の気持ちを描いた繊細な歌詞と、玉置浩二の声が胸を締め付ける大人のバラードとなっています。
大ヒットした「ワインレッドの心」と同じように、玉置浩二が作曲し井上陽水が作詞するという最高の組み合わせです。素晴らしい曲の予感しかしませんね。
2010年5月発売の「オレンジ/恋の予感(2010ヴァージョン)」には、セルフカバーバージョンの「恋の予感」が収録されています。
JALハワイキャンペーンのCMソングに
「恋の予感」は、1984年のJALハワイキャンペーンのCMソングに使われました。セクシーな女性に目を奪われるCMです。
恋を待ちわびている女性が旅に出るというイメージなのでしょうか。