【トーチ/BUMP OF CHICKEN】始めは泣いて歌えなかったという曲の歌詞を解釈！コードあり♪

「足跡」という言葉は、ここまでの歌詞を見てみると、いささか唐突のような感じがしないでもないです。

しかし「足跡」という言葉を「想いの軌跡」つまり主人公が辿ってきた、「君」に対する「想いの跡」という言葉に置きかえると、少しですが分かりやすくなるのではないでしょうか?

「君」とはいったい誰でしょうか?

それは「過去の自分」かもしれませんし、「恋人」かもしれません。

幾通りもの解釈ができます。

2番のBメロの歌詞は、ちょっと解釈が難しいです。

「そこから」の「そこ」とは、Aメロにあるように「君のいた場所」のことです。

「君のいた場所」から離れたいのに離れない、という逆接を使った歌詞ですが、ここでは「君のいた場所」がどこであるかが重要になります。

「君のいた場所」とは、「過去の自分の想い」もしくは「恋人への想い」のことだと思います。

一見矛盾した複雑な歌詞ですが、こういう風に置きかえて聴いて行けば、自然に歌詞の意味が汲み取れます。

サビに行く前にCメロが入ります。

ボーカルのキーも、Cメロが一番高く、或る意味ここがクライマックスのような印象を受けます。

自分の心中で熟成された思いが、他人へ伝わる言葉になり、でもそれが言えないという、主人公のやるせない気持ちが読み取れます。

疾走するサウンドは、一瞬のブレイクの後、更にサビへと駆けていきます。

2番目のサビ部分の歌詞です。

離れない「君への想い」を主人公は再確認します。

たたみかける言葉で、主人公の君への想いが伝わってきます。

最後のサビです。

ここでも「進めるように」と「広がるように」で韻が踏まれています。

「進めるように」は希望、「広がるように」は比喩です。

主人公の「過去の自分」に会いたいという解釈もあれば、主人公の「未来の自分」に会いたいという解釈もできます。

それは「動かなきゃ」の1節で読み取れます。

また、「君」とは「恋人」なのではないか、という解釈もできますが、「トーチ」中の歌詞でハッキリ「君に会えない」と歌っているのはここの部分だけなので、おそらく「恋人」という解釈は違うのではないかと思います。

いかがでしたでしょうか？

今回はBUMP OF CHCIKENの「トーチ」を紹介しました。