「飛行艇」の音楽性
ANA 国内版テレビCM『ひとには翼がある』篇CMソング
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/CEREMONY
大きなライブ会場で鳴り響く音作りというアルバムのテーマを牽引する、巨大スケールのロックナンバーです。
ヒップホップ感あふれる4つ打ちビートですが、テンポはゆったり遅いというギャップが魅力。
これまでの日本の音楽にはないテイストの4つ打ち曲として、多くの音楽評論家からも注目を受けた1曲でした。
ギター、シンセベース、エレキベースはシンプルながらもエフェクトによりダイナミックな音色になっています。
左右のチャンネルを駆け巡るASMR(自律感覚絶頂反応)みたいなギターソロ、オートワウのかかったベース。
超ハイトーンでロック魂を炸裂させる井口理さんの歌声も聴きどころです。
「飛行艇」の物語性
過去を祝え
明日を担え
出典: 飛行艇/作詞:Daiki Tsuneta 作曲:Daiki Tsuneta
そんな「飛行艇」で歌われている歌詞の一部がこちら。
この歌詞を見る限り、これまでのバンド活動の功績を喜んでいる様子が見受けられますね。
それと同時に、これからもKing Gnuらしい音楽を自信を持って生み出していこう。
そんな気概も感じられるような歌詞となっているのではないでしょうか。
8. 小さな惑星
「小さな惑星」の音楽性
Honda「VEZEL」『PLAY VEZEL 昼夜』篇 CMソング
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/CEREMONY
「小さな惑星」の物語性
結局何処へも行けやしない僕らは
冬の風に思わずくしゃみをした
終わらない歌を 歌っているんだ
出典: 小さな惑星/作詞:Daiki Tsuneta 作曲:Daiki Tsuneta
常田大希さんは米津玄師さんの「爱丽丝」(アリス)という楽曲をプロデュース・編曲しました。
アルバム「BOOTLEG」の収録曲です。
日本ではしっかりサビのある歌もの楽曲でないと幅広く聴いてもらえない。
そんな「日本のサビ文化」について教えてくれたのは米津玄師さんだったと常田大希さんは感謝されています。
さて「どこにも行けない」という歌詞が多いと話題の米津玄師さん。
その点も見習ったのでしょうか。
King Gnuまでどこにも行けなくなったようです。
それでも歌い続けている状態。
さらにこの歌詞からザ・ブルーハーツの曲名を連想した方もいるのではないでしょうか。
井口理さんがリスペクトするザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトさんはKing Gnuと同じレーベルに所属。
長く音楽活動を続ける大先輩です。
しかし、どれほど音楽的才能にあふれていても音楽を生み出すモチベーションが下がると継続は難しくなります。
King Gnuは大丈夫なのでしょうか。