E
か わしたよろこびが
F#m7
 色のない日々の
C#m7    Amaj7  B
 さみしさに 花をそえ る

出典: Story/作詞:Maynard/Blaise/tax 作曲:Maynard/Blaise

「Story」の歌詞は、実は男性視点と女性視点が混在しています。

「おとぎ話」になぞらえて男性視点をプリンス(王子様)女性視点をプリンセス(王女様)として解説してみましょう。

この部分は、代わり映えのしない王宮の生活に飽き飽きしたプリンスプリンセスと出会えた喜びを、花の色に例えて歌っています。

  E
ガ ラスのくつ抱いて
F#m7       C#m7
 笑顔で泣いている 毎日は
  A
あ とどれくらい

出典: Story/作詞:Maynard/Blaise/tax 作曲:Maynard/Blaise

<ガラスのくつ>といえばおとぎ話『シンデレラ』を思い出さずにはいられませんね。

ディズニーの『シンデレラ』では、家族から召使いとして使われる辛い毎日の中で、シンデレラは歌いながら、笑顔で明るく過ごしていましたね。

この部分はプリンスと会えるときを待ちわびているプリンセスの視点のように思えます。

B         A
 かえる場所が見つ からなくて
B       A
 昨日より明日 より今を
B         A
 まだ終わらない夜 にしたくて
F#       B7
 いまふたりをつ なぐ

出典: Story/作詞:Maynard/Blaise/tax 作曲:Maynard/Blaise

ここはプリンスとプリンセス、2人の視点で歌われています。

変わり映えのしない王宮や、こき使われる家は<かえる場所>とは思えない2人。

「2人で過ごすこの夜を終わらせたくない」

切なくて甘い気持ちが伝わってくる歌詞です。

E      F#m7
 僕たちのSt ory

     F#m7
つくりた くて

      A B
でもさきに 夢 みさせて

E    A#m7-5  F#m7
 おとぎ 話の中のPr incess

B          E
 The dream ain't ov er

出典: Story/作詞:Maynard/Blaise/tax 作曲:Maynard/Blaise

ここはプリンスの目線なのでしょうが、きっとプリンセスも同じ気持ちのはず。

これから未来を2人で築き上げていきたい。

でも今過ごしている夢のような甘い時間を、もう少しだけ<みさせて>。

<The dream ain't over>は、直訳すると「夢は終わっていない」という意味です。

プリンス・プリンセスというと、ファンタジックな非日常のように感じられるかもしれませんね。

しかし、私たちは人生のどこかで奇跡のような幸せな時間を過ごすことがあるのではないでしょうか。

恋人との幸せな時間はもちろん、友人と分かり合えた瞬間や、自分の家族を持てたときなど、その時間というのは恋人との時間に限りません

そう考えると、この「Story」は私たちの日常にも通じるものがあるように感じてきませんか?

 

さて、ギターコードの紹介はここまでです。

もっと詳しく知りたい人は、下記のサイトを参考にしてください。

無料で閲覧可能です♪

ナチュラルな甘いリリック

だれにも話せない
最初で最後の夜ならば
あまく香る

出典: Story/作詞:Maynard/Blaise/tax 作曲:Maynard/Blaise

プリンスという立場だと、誰とでも恋愛できる身分ではないのでしょう。

だから<だれにも話せない>し<最初で最後の夜>になるかもしれない、という想いが心にあります。

林檎を口にして
貴方のむかえをよこたわり
ひとみの奥

出典: Story/作詞:Maynard/Blaise/tax 作曲:Maynard/Blaise

<林檎を口にして>よこたわる、という歌詞からは『白雪姫』が思い起こされますね。

プリンセスは、毒林檎とわかっていても林檎を口にして、貴方を待つだろう、と歌います。

だって、おとぎ話のStoryはハッピーエンドだと決まっているのだから……。

もういちどこうして巡り逢って
くるおしいほど 愛おしくて
このまま朝をむかえにいこう
いまここではじまる

僕たちのStory
うごきだして
これからも夢みさせて
おとぎ話のようなStory
The dream ain't over

出典: Story/作詞:Maynard/Blaise/tax 作曲:Maynard/Blaise

皆さんは<おとぎ話>の主人公たちがその後どんな風に過ごしているのかを考えたことがありませんか?

<巡り逢って>2人で<朝をむかえ>ることができたら、ハッピーエンディング。

しかし本当は、2人で過ごす人生は<ここから>がスタートですよね。

物語のエンドを迎えて初めて、2人のStoryが<うごきだ>すのです。

「そして、これからも素晴らしい毎日を築き上げていこう」

ある種の決意とも取れる想いが込められているのを感じます。

月明かりの中
きづけばいつも貴方を
ねてもさめても
胸は高鳴り

出典: Story/作詞:Maynard/Blaise/tax 作曲:Maynard/Blaise