あいみょんのCDにも収録
あいみょん作詞作曲の「猫」は、彼女の6枚目のシングル「今夜このまま」にもカップリング曲として収録されています。
収録されているのはライブ音源。
2018年10月に上野恩賜公園で行われたライブ時の演奏を楽しむことが出来ます。
北村が歌う「猫」とはまた違った魅力を放つものとなっているので、ぜひこちらも併せて聴いてみてください。
では、そんな「猫」という楽曲はどのようなメッセージを持っているのでしょうか。
歌詞を少しだけ切り取って見ていきたいと思います。
「猫」の歌詞とは
切ない物語
夕焼けが燃えてこの街ごと
飲み込んでしまいそうな今日に
僕は君を手放してしまった
出典: 猫/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
「猫」はこのような切ないフレーズで始まります。
きっと何でもない日に見ればすごくきれいな夕焼け空が広がっていたのでしょう。
しかし主人公の気持ちはモヤモヤしていました。
なぜなら君が隣からいなくなってしまったから。
そう、この「猫」という楽曲は切ない別れの物語を描いているのです。
綺麗なはずの景色は、君がいないことの恐怖を映し出しているかのように見えてしまいます。
明日が不安だ とても嫌だ
だからこの僕も一緒に
飲み込んでしまえよ 夕焼け
出典: 猫/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
君のいない明日なんて怖くて迎えることが出来ない。
それならもういっそ消えてしまいたいと考えているのです。
それほどまでに大切な人を失ってしまった主人公。
その悲しみは曲中の至るところに表れています。
猫のような君
猫になったんだよな君は
いつかフラッと現れてくれ
何気ない毎日を君色に染めておくれよ
出典: 猫/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
この曲の歌詞にはタイトルにもなった「猫」というキーワードが多く使われています。
曲中で使われている猫という表現は、主人公が失った君を表すもの。
猫には一般的に自由気ままなイメージがあるため、君もそうして気の向くまま自由に生きているのだと考えられます。
目の前から急に去ってしまったように、気が向けばきっとまた自分のもとに現れるはず。
主人公はそう信じていたいのです。
君がもし捨て猫だったら
この腕の中で抱きしめるよ
出典: 猫/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
主人公から離れたあと、君は違う人のもとへ行くのかもしれない。
そしてその人に捨てられる時がくるかもしれない。
そのときは僕のところへ来て欲しいと願う主人公。
君の気が変わるまでいつまでも待つという強い覚悟がうかがえます。
猫になってでも現れてほしい
いつか君がフラッと現れて
僕はまた、幸せで
出典: 猫/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
主人公は君のことを猫みたいだと表現してきました。
そして最後には、いっそのこと猫になってもいいから傍に居て欲しいと嘆きます。
どんな形であれ、主人公は君が傍に居てくれれば幸せなのです。
「猫」という曲にはこうした強く儚い想いがたくさん込められていました。
「猫」の後も楽曲提供していた!
あいみょんがDISH//に楽曲提供したのは「猫」1曲だけではありません。
「猫」を提供した後も、もう1曲楽曲を提供していたのです。
その楽曲提供2曲目となるのが「へんてこ」という曲。
2019年3月に配信開始した楽曲で、同年4月に発売された「Junkfood Junction」というアルバムに収録されています。
歌詞にはところどころ関西弁が盛り込まれており、ボーカル北村の新たな姿を見ることが出来ます。