「光を追い越していけ/音速も越えて 何もかも置き去りにして」
「限界も、空間も、巡る時さえも置き去りにして/光の向こうにいる君をつかまえるまで 俺は止められない」
追いかけている相手は、それでも姿さえ見えないほど遠いんでしょう。
だから、光でさえも追い越すスピードでないと追いつくことができない。
けれど”何もかも置き去りにしても、絶対に追いつく、つかまえてみせる”という強い決意が感じられます。
Hope is faded
Foxes are ruling
Fallen blossom
The clouds burnin'
出典: Ahead Of The Light/作詞:MIYAVI 作曲:MIYAVI
「希望は色あせた/ずる賢い奴らが支配してる/花びらは舞い散り/雲は燃え上がる」
追いつきたいけれど、もう心も疲れてしまっています。邪魔が入ることもあるでしょう。
「Follen blossom/The clouds burnin'」とはとても詩的な表現です。
雲が燃え上がるというのは、荒廃した世界の様を描いているのでしょうか? いろいろな解釈がありそうです。
光に包まれる
Don't you fall back tonight
No one can touch us , even shooting stars are lagging
We can step in time everlasting dance on and on
Now we bask in the light
出典: Ahead Of The Light/作詞:MIYAVI 作曲:MIYAVI
「戻ってこないか/誰も俺達に触れられない 流れ星さえ遅すぎる/踊り続けて 永遠の踊りを/今、光に包まれる」
ずっとずっと追いかけているその相手は、”光の向こう”にいます。
光に包まれた、その先には…
Get ahead of the light
Pass the supersonic everything's gone behind me
Go beyond the limit , space and time round and round
Ain't no stoppin' till I catch you over the light
Stay here beyond the light
出典: Ahead Of The Light/作詞:MIYAVI 作曲:MIYAVI
「光を追い越していけ/音速も越えて 何もかも置き去りにして」
「限界も、空間も、巡る時さえも置き去りにして/光の向こうにいる君をつかまえるまで 俺は止められない」
「このまま、光の彼方で」
"Stay here beyond the light"は、少し意訳。直訳すれば"光の向こうにとどまれ"となりますが、日本語としていびつな感じがします。
最終的には、光の向こう側に行けたようです。ついに追いかけていた背中に、追いつくことができたんでしょうか。
Ahead Of The Lightに込められたメッセージとは?
さて、ここまで「Ahead Of The Light」の訳詞を紹介してきました。
結局、この曲に込められたメッセージとは何だったんでしょう?
個人的には、いくつかの解釈ができる内容になっているな…と思います。
誰か、強くインスパイアされた、目標となる人物の遠い背中を追い続ける、という設定で読むこともできますし、
ずっと想いを寄せていた人への一途な恋愛という設定で読むこともできます。
("Your scent lingers"を"君の香りが消えない"と訳したので、何となく恋愛のテイストが出てしまったかもしれません)
ちょっぴり極論ぽいですが、どんな設定を歌詞に重ねるかは読み手の自由だと思います。
それでも、この歌詞にMIYAVIが込めたメッセージは変わらないでしょう。
走り続けるのは辛いことで、時には「諦めろ」という心の声が聞こえることもあるだろう。
それでも、走り続けた過去の積み重ねが自分自身の支えになる、走り続ければ、いつか届く。
あなたは、この曲をどう解釈しますか?
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