「Door」の歌詞を知りたい!
止まった秒針を再び動かすことはできるのか……
数えた 残された時を
そして目を開けるあなたは
夢見たあの日の場所で
願いを遂げて
止まった時を動かして
あなたに会えるわ
繰り返した明日を
終わりにして
出典: Door/作詞:ryo(supercell) 作曲:ryo(supercell)
"屍者"の蘇生が可能になっている世界……現代の私たちの社会ではそんな技術は確立していませんが、もしこれが社会的に実現すると私たちの死の定義は本当にあやふやになりそうですね。
死による絶対の別れがなくなりますから、時間の有限性に価値がなくなりそうです。
ただ、死を迎えることができなくなり、屍者として蘇った人は本当に幸せなのでしょうか。
止まった時を再び動かして、会いたいと願った人に再会できた時、2人は本当に幸せになれるのでしょうか。
蘇った屍者がもし年を取ることがなくなってしまえば、時間の流れを持つ者と持たざる者の間で、大きな隔たりができそうです。
死は全てが無になることなのか
この目に映した
未来をあなたに
約束して
生きていくの
振り向かずに進んで
私はここにいるわ
あなたの想いに
夢を見て永遠に眠る
くすんだ空に舞う黒煙
どこへ消えてゆく
私にはもう見えない
あなたさえも
何も見えない
出典: Door/作詞:ryo(supercell) 作曲:ryo(supercell)
死しても蘇れるのであれば、人にとって、命にとって死とは何の抑止力にもカンフル剤にもならなくなります。
ただ現代社会では死することはやはり怖い事ととらえられていて、できればもう1度蘇りたいと思う人は多いのかもしれませんね。
しかし理不尽な死でなく、自然のままに受け入れるような死である場合、人は死んでも誰かの記憶や"記憶の血肉"として生き続けることができるのではないでしょうか。
物体としてこの世に残ることができなくても、想いや心を大事な人に伝えることができたら、きっとその想いは遺された人の中に生き続けると思えます。
心に刻まれてさえいれば"生きている"
扉を開けてみせて
願いは一つだけ叶う
その手で掴んで
未来を私と
約束して
生きていくの
振り向かずに進んで
あなたはここにいるわ
崩れ落ちる現実
夢を見て永遠に眠る
私は色褪せずに
出典: Door/作詞:ryo(supercell) 作曲:ryo(supercell)
たとえ大切な誰かが天に召されたとしても、生きる者の時間は止まることなく進み続けます。
現状、私たちの世界で屍者を蘇らせることができない以上、生きる者は死した命の遺してくれたものに感謝しながら前に進むしかありません。
遺された想い出、私たちの幸せを願ってくれた気持ちを忘れずにいれば、天に向かった人はいつまでも色褪せず私たちの中に生き続けてくれるのでしょう。
おわりに
アニメから飛び出して多くの物語の主題歌を担当しているEGOIST。
現代は動画投稿サイトから見いだされるアーティストもたくさんいますし、アーティストという形が多種多様なのが良いですね。
これからも分野や活動の場所を制約をつけず、自由に広い世界を羽ばたいて欲しいと心から思います。
今後のEGOISTの活躍を期待せずにはいられませんね!
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