「会ってくれますか?」とあなたの手紙 いつわりのない言葉たちが
あふれた涙でにじんでゆくよ あの場所へむかえに行くから
泣かないでおくれ 今日は2人の1年目の記念日だから
お祝いしようよ 強く結んだ 糸がほどけずにいた事も
出典: http://www.uta-net.com/song/58228/
巡る季節を1人で耐えながら待っていた結果、彼の元へ彼女からの手紙が届きます。
具体的にどんなことが書かれていたのかは、聴き手の想像力にゆだねられています。
でもそれが、嬉しい知らせだったことは間違いないでしょう。
長い間離れていたのに「心に結んだ赤い糸はつながっていた」という結末が、多くのファンの心をつかんで離さない最大のポイントと言えそうです。
第3位は「桜」
第3位には「桜」がランクインしました。
コブクロと言えばこの曲、という人も多いのではないでしょうか。
2005年11月2日リリースの、12枚目のシングルです。
この「桜」で、コブクロは日本レコード大賞金賞(現在の優秀作品賞)を受賞。
多くのミュージシャンにカバーされ、「桜ソング」の定番となりました。
公式の動画(ショートバージョン)では、桜の木の下で歌う2人の姿が印象的です。
では、気になる歌詞の内容に迫ってみましょう。
誰もが心の中に一輪花を持っている
人はみな 心の岸辺に 手放したくない花がある
それはたくましい花じゃなく 儚く揺れる 一輪花
花びらの数と同じだけ 生きていく強さを感じる
嵐 吹く 風に打たれても やまない雨は無いはずと
出典: http://www.uta-net.com/song/35368/
「桜」の歌詞というと、1番のサビの部分が印象的ですが、ここではあえて2番のサビを取り上げてみました。
この「手放したくない花」とは、心の中にある大事な「一本の柱」と読み取ることができます。
それは自分なりの信念だったり、好きなことだったり、自分のことを根本から支えてくれる大事なもの。
風が強く吹いただけで揺らいでしまうほどの儚さはあるものの、決して折れない強さを表現しているように思えます。
この曲では、一輪花にしろ桜の花びらにしろ、儚さの中にも「強さ」があるということを強調していて、リリースから12年経った今でも、色褪せない魅力を持っています。
第2位は「ここにしか咲かない花」
日本テレビ系ドラマ「瑠璃の島」の主題歌である「ここにしか咲かない花」が第2位にランクインしました。
リリースは2005年5月11日、コブクロ11枚目のシングルです。
「ここにしか咲かない花」とはどんな花なのか、歌詞を読んでみましょう。
ここにしか咲かない花=余るほどの想い出
何も無い場所だけれど ここにしか咲かない花がある
心にくくりつけた荷物を 静かに降ろせる場所
出典: http://www.uta-net.com/song/25976/
「ここにしか咲かない花」がどんな種類で、どんな見た目なのかは、いっさい明かされていません。
ただひとつだけわかるのは、心の荷物を降ろせるような「安らげる場所」で咲いているということ。
そして
同じ数の出会いと別れ でも割り切れなくて
余るほどの想い出をいつまでも 胸に咲かせながら
出典: http://www.uta-net.com/song/25976/
という歌詞からもわかるように、どうやら「ここにしか咲かない花」は「余るほどの想い出」のことを指しているようです。
楽しいことも悲しいことも、すべて想い出として自分の心の中に咲く花。
想い出を花に例えているところが、この曲の美しさを一層引き立てています。