PV

モノクロの画面の中、浮かび上がるのはサカナクションのボーカル、山口一郎さん。

歌詞にある通り、雪のようなちらちらと輝くホログラムが印象的です。

しかし、音楽がエレクトロ調に変わった途端、画面は鮮やかなカラーに変わります。

印象的なカラフルなナイキ・シューズは、華麗なステップを踏みます。

はじけるようなショッキングカラーのホログラムは、音楽の転換に同調するように輝きます。

この当時、まだまだコアな音楽ファン以外には知名度の低かったサカナクションですが、世間の流行に迎合することのない独自のスタイルはこの頃から徹底されていたんだなあという印象を受けます。

それにしても、本当にいちいちオシャレ。

余談ですが

このダンサブルなステップを展開する足元。

山口さんダンス上手いなって思うじゃないですか。

確かに猛練習したらしいんですよ。

だけど、撮影の直前に足をひねって、結局本番は代わりの方に踊ってもらったんですって。

そういえば一回も全身引きの映像ないですよね…。

みなさんも捻挫には気を付けてね。

歌詞

歌詞について見ていきましょう。

この曲が収録されたアルバムが、サカナクションにとって転換点だったことを意識すると、心に沁みる歌詞になっています。

あの空

いつかあの空が僕を忘れたとして その時はどこかで雪が降るのを待つさ 季節は僕らを追い越して行くけど 思い出は立ち止まったまま 冬の花のよう

出典: https://twitter.com/letasu_leta/status/734298161594793984

ここで呼ばれる「あの空」とは、サカナクションのメンバー全員の故郷、北海道の空でしょうか。

サカナクションは当初、東京に出てレーベルに所属するつもりではありませんでした。

しかし、より多くの観客に音楽を届けるため、熟考の上上京を決めました。

「冬の花のよう」に輝く故郷の思い出は、いつまでも溶けることなくメンバーの心に残るのでしょう。

僕はいたって最後方 思い出したのは辛い事 心が何年も何年もかけて染み付いた汚れ 落ちてしまえ この街のずっと最後方 思い出したのはあの事 言葉が何遍も何遍も繰り返し回り始めた

出典: https://twitter.com/letasu_leta/status/734298161594793984

とはいえ故郷のことですから、思い出すのは良い思い出ばかりではないでしょう。

良いことも悪いことも、ぐるぐると心をめぐる様子が、細かく韻を踏んだ歌詞の中でメロディになります。

クールな歌詞×ポップミュージック

淡い日に僕らは揺れた ただ揺れた そういう気になって 思い出のように降り落ちた ただ降り落ちた そう雪になって

出典: https://twitter.com/sakanaction_bot/status/891342692138967040

この歌詞の中に、ポジティブな言葉や心は読み取れません

東京に出ること、新しいステージでイチからやっていくことが、果たして正解かわからない。

不安のような、期待のような、複雑な気持ちがストレートに歌詞に降りているような気がします。

しかしそんな歌詞も、リズミカルでポップなサウンドにのると、思わず歌ってしまうサカナクションマジック。

サカナクション「ネイティブダンサー」のPVがカッコよすぎる!!歌詞情報はこちら♪の画像

終わりに

いかがでしたでしょうか?

好きなアーティストの最新曲も勿論楽しみですが、デビュー当時から楽曲の進化を追っていくのも音楽ファンにはたまらないもの。

ぜひ、あなただけのベストリストを作ってみてくださいね!

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