大切な誰かがため息をついたとき、心配になりますよね。
なにか心配事があるのか、酷い目に遭ったのか。
知りたがるのは、当然のことです。それが愛ですから。
あいつの痛みはあいつのもの 分けて貰う手段が解らない
だけど 力になりたがる こいつの痛みも こいつのもの
出典: http://j-lyric.net/artist/a000673/l0097ba.html
聞いてみたところで、力になれないかもしれない。
聞いたことで嫌な気持ちにさせてしまうだけかもしれない。
それでも、大切な誰かのことです、居ても立っても居られないものです。
ふたりがひとつだったなら 同じ鞄を背負えただろう
ふたりがひとつだったなら 別れの日など来ないだろう
出典: http://j-lyric.net/artist/a000673/l0097ba.html
大切な誰かと、まったくひとつの人間であったならば、ため息の理由も簡単にわかったでしょう。
重荷も分けあえたでしょうし、なにより、辛くても別れずにすんだかもしれません。
言葉ばかり必死になって やっと幾つか覚えたのに
ただ一度の微笑みが あんなに上手に喋るとは
出典: http://j-lyric.net/artist/a000673/l0097ba.html
沢山の言葉を覚えて、あらゆる感情を話せるようになって、沢山の気持ちを伝えあってきました。
それでも、大切なひとが本当に嬉しそうに微笑んだあの瞬間、どんな言葉よりも幸せな気持ちが伝わってきて、自分も感動してしまうのです。
言葉なんていらない。
心の底からそう思える瞬間は、確かにあるのです。
いろんな世界を覗く度に いろんな事が恥ずかしくなった
子供のままじゃ みっともないからと爪先で立つ 本当のガキだ
出典: http://j-lyric.net/artist/a000673/l0097ba.html
まわりの人が当たり前みたいに大人になるとき、自分ばかり子供みたいで恥ずかしくなってしまいますよね。
たとえば難しい言葉を話しているとき、たとえば礼儀作法がきちんとしているとき。
恥ずかしくて、自分も自分元背伸びするけれど、付け焼刃じゃ様にならない。
そんな不格好さを「ガキ」と表現します。
夕焼け空 きれいだと思う心を どうか殺さないで
そんな心 馬鹿正直に 話すことを馬鹿にしないで
出典: http://j-lyric.net/artist/a000673/l0097ba.html
夕焼けがきれいなことを、思わず口にしてしまうことは、大人としてそぐわない場面もあるかもしれません。
あるいは格好つけの思春期にとっては、恥ずかしいことかもしれません。
それでも、きれいなものをきれいだと素直に口に出せる純真さは、得難いものなのです。
ひとりがふたつだったから 見られる怖さが生まれたよ
ひとりがふたつだったから 見つめる強さも生まれるよ
出典: http://j-lyric.net/artist/a000673/l0097ba.html
大切なあなたに出会ったから、あなたに恥ずかしいところを見られたくないと怖がる気持ちを知ってしまった。
大切なあなたに出会ったから、見つめ合った瞳が勇気をくれることも知った。
初めての恋か、あるいは無二の親友か。
そんな風に思わせてくれる相手は、きっと人生でそう出会えるものではないはずです。
理屈ばかり こねまわして すっかり冷めた胸の奥が
ただ一度の微笑みで こんなに見事に燃えるとは
出典: http://j-lyric.net/artist/a000673/l0097ba.html
色々なひとと出会い、色々な理屈や哲学や思想を知って、なんだか斜に構えてしまう心。
皮肉っぽくなったその心は、けれど大切な誰かの微笑みで、再び情熱を取り戻すのです。
あのこのためなら頑張れる、そういうのが大事だったりするじゃん?
ふたりだったからこそ
ふたりがひとつだったなら 出会う日など来なかっただろう
出典: http://j-lyric.net/artist/a000673/l0097ba.html
ただ一度の微笑みに こんなに勇気を貰うとは
ここまで喉が震えるとは
出典: http://j-lyric.net/artist/a000673/l0097ba.html
あなたに微笑んでもらえたから、ここまで歌ってこれたんだよ。
そう言っているように聞こえます。
喉が震えるのは、もちろん歌声でしょうが、なんだか嗚咽にも聞こえますね。
泣くと喉、痛くなるよね。