関ジャニ∞は「ここに」いる!

「ここに」

【関ジャニ∞/ここに】歌詞の意味に迫る!WANIMA初提供曲で綴られた”ここから始める旅”とは?の画像

「ここに」は2018年9月5日にリリースされた関ジャニ∞ニューシングルです。

関ジャニ∞の冠番組、『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)のエンディングにもなっています。

関ジャニ∞の歩み

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関ジャニ∞は2018年8月25日に15周年を迎えました。

同年7月15日からは『GR8EST』…初めての五大ドームツアーと台湾での海外ライブを行い、その勢いはとどまるところを知りません。

『GR8EST』は2012年10月に発売されたベストアルバム8EST』に続くベストアルバムで、2018年5月30日に発売されました。

 

関ジャニ∞は最初8人のグループでしたが、内博貴さんが脱退された後は7人での活動を続けていました。

Kinki Kidsに続く関西グループ。

その明るい関西ノリと確かな実力で、メディア出演やコンサートなど精力的に活動されてきました。

メンバー間の仲の良さ、それぞれに得意分野があり支え合うグループとしての形に惹きつけられます。

2010年8月25日発売の「LIFE~目の前の向こうへ~」以降はバンドスタイルが登場し、近年ではロックフェスで評判を勝ち取るなどバンドとしての実力も認められてきています。

 

しかし、関ジャニ∞は15周年と同時に深刻な局面を迎えていました。

メンバーの渋谷すばるさんが脱退されたのです。

自分の音楽を突き詰めていくため、渋谷さんご自身が行った重い決断でした。

他の6人はその思いを受け止め、渋谷さんを送り出しました。

ツアー『GR8EST』は6人体制でのスタートとなりました。

 

ボーカルで強く存在感を示していた渋谷すばるさん。

入所は嵐の松本潤さん、二宮和也さん、相葉雅紀さんと同じ1996年です。

関ジャニ∞の横山裕さん、村上信五さんも同時期にあたります。

つまり渋谷さんは先輩としてグループの精神的支柱でいらしたといえます。

「これからは6人でも今までと同じように、いや、今まで以上の関ジャニ∞エンターテインメントを届けていく」。

ニューシングル「ここに」は、そうした6人の決意が込められた再スタートの歌なのです。

作詞作曲はWANIMAのMA

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WANIMAは「ともに」でブレイクしたスリーピースバンド。

スリーピースとは思えないその爆発的なサウンドはやみつきになります。

WANIMAが初めて他アーティストに楽曲提供したのがなんとこの「ここに」でした。

ロックバンド界で隋一のポジティブさを持つWANIMAと、元気すぎてジャニーズ界で異彩を放つ関ジャニ∞の最強タッグとなりました。

 

「WANIMAのMA」というのはベースボーカルを担当する松本健太さんの頭文字の「MA」です。

というのも「WANIMA」というバンド名自体、メンバーの名前から文字をとってつけられたものなのです。

ドラム藤原弘樹さんの「WA」、ギター西田光真さんの「NI」、そしてベースボーカル松本健太さんの「MA」。

ちなみにどうして藤原さんだけ頭文字の「FU」でなく「WA」かというと、2012年8月までのドラムは「WAKITA」さんだったからです。

藤原さんは2代目なのですね。

「FUNIMA」だと響きがいまいちなので変えずにいたとのこと。

「ここに」を歌詞とともに -1番まで

サビでスタート!

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それでは関ジャニ∞、WANIMA、そしてそれぞれのファンの熱い思いをのせた楽曲「ここに」の歌詞をご紹介します。

止まらない思い抱いて
慣れない風に吹かれ
降り出す雨に打たれて
始まるんじゃない 始めるんだぜ!!

出典: ここに/作詞:WANIMAのMA 作曲:WANIMAのMA

MVバンドスタイル

広がる草原の真ん中で6人が伸び伸びと歌い、演奏します。

最初から最後まで一人を撮り続けた個人verもあり、そちらも必見です。

横山裕さんが奏でるウィンドチャイムの音色と、安田章大さんの伸びの良い歌声で始まります。

続く錦戸亮さん。その歌唱力はジュニア時代から定評があります。

6人が慣れない風景でも、止まらないのが関ジャニ∞です。

そして「ここに」のサビには名フレーズ。

「始まる」のではなく「始める」。 

後のサビでは、「進む」のではなく「進める」

とにかく能動的なこのフレーズは、聴く人の背中も押してくれます。

また、この後にも最後にも、みんなで「ラララ…」と歌う部分があります。

ところどころで掛け声も入ります。

この応援歌らしいところに、WANIMAのスタイルが色濃く映ります。

1番!

憧れた未来に向かって
出会い 別れはいつも背中合わせ
気が付けば今日も空回り
当たり前の毎日 満たされないけど…

出典: ここに/作詞:WANIMAのMA 作曲:WANIMAのMA

大倉忠義さんの艶のある歌声。

最終行はハモリが入りますが、そう、ハモリは関ジャニ∞の歌における魅力の一つです。

 

ジャニーズという厳しい世界。

デビューするだけでも果てしなく遠い道のり。

目標にする存在がなければ前に進むことが難しい世界です。

肩を並べていた仲間が他の場所へ旅立ってしまうことも、少なくありません。

関ジャニ∞の皆さんの、ジャニーズとしての芯のようなものを連想させるパートです。

馬鹿にされた分 チカラ合わせ
分かり合えない日は気が済むまで
気が付けば心通わせて
当たり前の毎日 足跡を残して…

出典: ここに/作詞:WANIMAのMA 作曲:WANIMAのMA