1970年代からバンド活動を始めたクイーン。

彼らはもちろん宇宙船に乗ることはありませんでしたが、地球で長い間活動してきました。

2020年代に突入しても、ワールドツアーの開催など精力的に活動しています。

しかしその道のりは平坦ではありませんでした。

ボーカルであるフレディの逝去や、ベーシストのジョンの引退。

数々の別れも経験してきました。

それでもよほどのことがなければ「人生は続く」もの。

その中で、バンドという物語を続けていく努力をしてきたのです。

これからも、人生は

And the story tellers say

出典: '39/作詞:Brian May 作曲:Brian May

曲の最初の方に、「語り部は言った」という箇所があります。

客観で語られていたはずの物語は、いつの間にか有志のうちの一人の心の叫びになります。

それはさながら、クイーンが"物語"として歌い続けてきたこの曲が、現実に即してきているかのようです。

失ったものは数あれど、人生は続いていく。

だからこそバンド活動という旅を続けることを選択し続けた彼ら。

曲の主人公の、愛しい人を呼ぶ心の声は止むことはありません。

そんな姿は、歳を重ねながらもなお旅を続けるメンバーと重なります

曲を作った当初は、ブライアン自身もきっと想像もしていなかった未来でしょう。

けれど彼らを見つめるファンの目は、きっと同じような輝きを持っているはずです。

そう、本格的に彼らがブレイクした当時のファンのそれのような。

別れの痛みを抱えることは、重く、苦しく、やるせないものです。

けれど、それを経験しながらも歩みを止めない彼ら。

その姿は、この曲で語られる物語の少し先を生きているようにも見えます。

今ではオリジナルメンバーが揃うことはなくなってしまいました。

もちろん、歳を重ねた今のクイーンも魅力的です。

けれど、バンドという船のもと集まった四人の豊かな個性と才能も、今後も時を超えて愛されていくはずです。

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