『after that』について

after that/ぼくのりりっくのぼうよみの歌詞を解釈!アルバム『Noah’s Ark』収録曲!の画像

まず、ぼくのりりっくのぼうよみの『after that』の配信日や収録作品など、概要について紹介します。

2016年12月にリリースされた配信シングル

ぼくのりりっくのぼうよみ楽曲である『after that』は2016年12月に配信シングルとしてリリースされました。

作曲はNicola conteとぼくのりりっくのぼうよみが担当しており、洗練されたエレガントなクラブ・ジャズに仕上がっています。

Nicola conteはジャズに対する豊富な知識を持った「クラブ・ジャズのマエストロ」として知られる存在です。

DJの方にはお馴染みの存在だと思います。この曲のサウンドのクオリティの高さも納得ですよね。

そのサウンドに負けないぼくのりりっくのぼうよみの歌詞の存在感と表現力もさすがです。

アルバム『Noah' Ark』に収録

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『after that』は2017年1月に発売された2ndアルバム『Noah's Ark』にも収録。

この曲は、アルバムのラストに収められています。軽やかで流れるようなサウンドと力強い歌詞は、このアルバムを締めくくるのにふさわしい楽曲と言えるでしょう。

『Noah's Ark』は、ぼくのりりっくのぼうよみの唯一無二の歌詞の世界観が楽しめるアルバムです。

『after that』を聴いて彼に興味を持った方は、ぜひこのアルバムも聴いてみてくださいね。

歌詞の意味を解釈

何もかも壊れた朝

全部終わった朝
晴れやかな空に向かって挨拶
何もかも壊れきっと元には戻らない
irony抱え前を向こう 歩こう

出典: after that/作詞:ぼくのりりっくのぼうよみ 作曲:Nicola Conte・ぼくのりりっくのぼうよみ

今まで構築されてきたものが壊れてしまったことがわかります。それはもう元には戻らないことなのかもしれません。

しかし、壊れたしまったことを受け入れれば、それがとても清々しく感じる時もありますよね。

壊れてしまったことを悲しんでいても仕方がないので、皮肉を抱えて前を向いて歩きだそうとしています。

リセットボタンが押された

まっ平らになった世界
簡単に全部消えた
自分を縛る数多の鎖
奥底に根付いた劣等と誤解
押されたリセットボタン
壊れた背景 all over.
もうすっかり乾いた大地
恐れや不安消えて全部 fly away

出典: after that/作詞:ぼくのりりっくのぼうよみ 作曲:Nicola Conte・ぼくのりりっくのぼうよみ

今後はCDが廃れて、ミュージシャンを取り巻く環境は大きく変わると明言しているぼくのりりっくのぼうよみの考えがとてもあらわされているように感じます。

隔たりがあると感じていた世界はあっさりと崩れさり、「まっ平ら」になりました。現代はアイディア次第でどのようなことでもできます。

情報の発信もとても簡単にできますよね。会社などに所属しなくてもビジネスを展開することも可能です。

そのような状況を「リセットボタン」が押された状態と表現しています。自由を恐れるのではなく、積極的に楽しんでいることが強く感じられますよね。

色鮮やかな世界

失敗しても関係ないし
誰の目も気にしない
濁った景色が澄み渡る
鮮やかな色が移り変わる
カラフルな朝迎える日を繰り返そう
歪なぼくらは歪なままで進んでいこう

出典: after that/作詞:ぼくのりりっくのぼうよみ 作曲:Nicola Conte・ぼくのりりっくのぼうよみ

自分で決められる時代なのですから、失敗したとしても成功するまで続ければ良いのです。

誰かの目を気にせずに自由に夢に向かって取り組めば、視界はクリアになるでしょう。

そのような透き通った視界があれば、退屈な世界とは正反対の色鮮やかな興味深い世界が見えてきます。

社会などのシステムに上手くフィットできない歪な人は、そのまま進んで行けば良いのです。

自分の足と意志で進む