「新しい名前に~」のところがとどめの一撃ですね…。松田聖子さんは神田正輝さんとゴールインされましたものね。

「大人の恋」というところに敗北感を悟る主人公(郷ひろみさん)の苦々しさが伝わってくるようです。若さと大人、新しさと古さなどの二項対立もぜひ感じてお聴きください。

【哀愁のカサブランカ/郷ひろみ】○○をストレートに表現していてグッとくる?!気になる魅力を徹底解剖♪の画像

○○をストレートに表現していてグッとくる?!

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ということでタイトルの○○は「失恋」が正解でした。今更言うまでもありませんね。

いや、しかしここまでセンチメンタルに心身を浸して、リスナーの胸にドストレートに届くように表現できる曲というのは今時では珍しいですよ。2000年代になると野生的なバラードというものは一気に見られなくなってしまいますからね。

もちろん現代でもストレートな歌詞楽曲というものは多数存在していますが、「哀愁のカサブランカ」ほど言葉の重みを感じることができるでしょうか?格の違いは明らかでありましょう。

「本気だ」ということを示すためには、言葉だけではどうしても不十分です。この身も、この声も、すべてその本気である対象に向けられていなければすぐに隙を見抜かれてしまいます。決して言葉に重みは出てきません。そういうことです。

だからこのような優れた曲や創作品から、その本気の表現方法を学ぶのは非常に有用であるといえましょう。

「哀愁のカサブランカ」まとめ

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以上、郷ひろみさんの「哀愁のカサブランカ」についてご覧いただきました。

静かでしっとりした曲調でありながら、その根底に流れるのは愛の敗北への悲しみやストレートな野生の叫びでした。

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