デビューシングル

Every Little Thing【Feel My Heart】歌詞解釈!傷ついた心を輝かせるにはの画像

Every Little Thing(以下ELT)の「Feel My Heart」は、1996年に発表された曲です。

「Feel My Heart」(フィール・マイ・ハート)は、Every Little Thingの1stシングル。 1996年8月7日にavex traxから発売された。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Feel_My_Heart

伸びのある歌声と幅広い表現力を持つ、もっちーこと持田香織さん。

そして独特のキャラクターでバラエティ番組にも出演機会が多い、いっくんこと伊藤一朗さん。

この2人が織りなす世界観であっという間にブレイクし、多くの若者に影響を与えてきました。

疾走感のある曲

デビュー当時からELTの曲を聴いてきた人には懐かしく感じるのではないでしょうか?

また持田香織さんの歌い方や2人の音楽性が、デビューから現在に至るまで変化していることにも気づくでしょう。

それもそのはず。

デビュー時はプロデューサーでありキーボードを担当していた五十充さんの音楽性が前面に出ていました。

約4年後に五十充さんがプロデュース活動に専念するため脱退します。

メンバーが変わってからは、様々なサウンドに挑戦しながら音楽シーンを引っ張ってきたといえます。

当時の心境を考えながら

Every Little Thing【Feel My Heart】歌詞解釈!傷ついた心を輝かせるにはの画像

デビュー当時、テレビ番組に出演したときの2人はとても物静かな印象でした。

その後の活動が進むにつれて、2人の個性がにじみ出て楽曲にもたくさんの彩りが出てきました。

またライブでは持田さんが観客に向けて大声で煽る姿も印象的です。

伊藤さんは独特の発言やイジられキャラとしての人気も確立しました。

そんなELTが走り続けてきた歴史を感じつつ、「Feel My Heart」の歌詞を懐かしんでみましょう。

少しずつ成長していく

寂しさに耐えきれないほど
苦しい⽇もあるけれど
傷つくことを受け⽌めるたび
優しさを増してく

出典: Feel My Heart/作詞:五十嵐充 作曲:五十嵐充

「あの頃は何となく好きで聴いていたけれど、今聴き返すと意味がよくわかる」

大人になってから聴くと無性に沁みてくる歌詞ってあると思います。

このAメロは幼い頃や学生時代に抱えていたどうにもならない気持ちを表しています。

文字通り「つかみどころのない気持ち」に振り回されている毎日を歌っています。

この「Feel My Heart」でデビューした当時、持田香織さんは18歳でした。

子役などで幼いころから芸能活動をしていた彼女はいろんな心境があったはずです。

この歌詞をどんな気持ちで歌っていたのでしょうか?

退屈な日々に意味を持つとき

ありふれた出来事もきっと
何か役に⽴つことと
信じ続けて ⾒えない明⽇を
⼿さぐりで探そう

出典: Feel My Heart/作詞:五十嵐充 作曲:五十嵐充

「早く大人になりたい!」

そう思って少し背伸びしたり大人の真似をしてみたりした人もいるでしょう。

大人になろうとすればするほど体だけが先走ってしまうのかもしれません。

置いて行かれた気持ちは「足りない何か」を求めるように寂しさだけが募っていきます。

誰にもわかってもらえない憤りと「足りない何か」を探し続けます。

「何をわかってほしいのかすら自分でもわからないけれど一人前だと認められたい」

そんな手のひらでつかんだ砂が指の隙間から滑り落ちてしまいそうな気持ちを表しています。

悪銭身に付かず