全体的にサビのパートは同じフレーズの繰り返しです。
自分の短所だけ取り除けたらどれだけ良いことか。それが簡単にできないから人は悩み苦しむのです。長所だけが残れば、少しは前向きに生きられるのですが…。
タイトルにもある“sayonara”とは、要するに自分自身の情けなく思う弱い心を手放したいんだと訴えているのです。
「つかみたい いつかみたい」のライムはテンポ抜群で聴いてて気持ちが良い。
KREVAパート
毎日(今)を追いかける 暗い闇すら陽が被いかける
(そこでなぜ問いかけるYES or NO)その瞬間(今)は別の場所
つかみかける→確かめる→間違えるの恐れてあきらめる
また逃したGOサイン 消えていくだけのドーパミン
出典: sayonara sayonara/作詞:KICK THE CAN CREW 作曲:KICK THE CAN CREW
どんな時でも“挑戦”って勇気がいるものです。そして勇気を出して今しかないチャンスを掴もうにもスルリとすり抜けていく。人生はその連続です。
でも失敗を恐れて二の足踏んでいたら成長、成功への道はいつまでも見えてきません。
「消えていくだけのドーパミン」とは、そんな日々に辟易して気力が失われていく様を描いているのでしょう。
(そうそう覚悟ができるできないとか)(未来とかあとは時代とか)
使える言い訳は全部使って 高い壁に全然ぶつかってかない
第一印象に尾ひれ付けては大事に慎重にやってたって同じ結果じゃん
(行けるなら行っときな)get a chance!
出典: sayonara sayonara/作詞:KICK THE CAN CREW 作曲:KICK THE CAN CREW
人は己の壁と対峙し、それを乗り越えた時に初めて成長します。しかしそれは簡単にできることではありません。
だからできない言い訳を並べて自分を安心させ正当化させる。いつしか壁にぶつかることを避けるのが当たり前になってしまう。
でもそんな保守的なスタンスに自分を変えるチャンスは訪れるのか?答えはNOです。
傷ついてもいい、笑われてもいい。そんな覚悟を決めて挑戦し続ける者が、生まれ変わるチャンスを掴めるのです。
ここから先は2回目のサビに入りますが、最初のサビの繰り返しとなるので割愛します。
ラスト:MCUパート
思い描いたその状況とは 現実の中では想像と化す
又も背を向けてしっぽまく 今と言う時の中じっと待つ
(視界がとらえたその未来は)手は届くがシカトし、リタイヤ
(五分と五分との勝負でも)気持ちはビビったまんま恐怖へと
出典: sayonara sayonara/作詞:KICK THE CAN CREW 作曲:KICK THE CAN CREW
過去に描いていた理想と現実のギャップに耐え切れず逃げ出してしまう“自分”。
一歩前へ踏み出すことに臆病になってしまい、“現状維持”という名の安全地帯に逃避し、ストレートな気持ちを押し殺してしまいます。
だって(誰のために)(何のために)あげなければならない不安の叫び
ぶっちゃけこまい栄光とわずかな喜びはいらねーよもう
そう何をしても×(ダメ)は×(ダメ) 何かにしがみつき合す羽根
(oh 神よ)この俺に罰と 少しの勇気と 変化した明日を
出典: sayonara sayonara/作詞:KICK THE CAN CREW 作曲:KICK THE CAN CREW
しかしそんな自分にも耐えられないというジレンマに苦しみ叫びます。怒りや悲しみに押し潰されそうな自身を嘆くように。
誰かに注目されるような輝かしい栄光や喜びなんてもういらない。そんなものは二度と来ないだろうから期待なんてしない。
だからせめて、今までの自分とは違う生き方を送れるような心の強さをくれ!
ラストで遂に「変わりたいんだ」という気持ちが浮き彫りになりました。
自分の嫌いなところはさよならして、新たなる“変化した明日”を掴み取るために。
ここからは3回目のサビに入り、幕を閉じます。
まとめ!
己の壁にブチ当たって、思わずくじけそうになった時に聴くと勇気が湧いてくる「sayonara sayonara」。
未知の領域へ踏み込むのは誰だって怖い。それでも進まなきゃ景色はいつまでも変わらないんだという強いメッセージ。何度聴いてもグッと心に沁み渡ります。
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