サカナクション『アルクアラウンド』のMVが文化庁メディア芸術祭で優秀賞を受賞！【歌詞情報あり】

この曲の中で繰り返されるのは「僕は歩く」というフレーズ。

PVの中でも、止まることなく歩き続ける様子が映し出されています。

絶え間なく音楽の道を邁進する、という意味にも取れますね。

覚えたてのこの道、とは、音楽の道ともとれますし、上京してきてまだ慣れない東京の道、ともとれます。

この楽曲以前はまだまだヒット作はなかったサカナクションですから、音楽の道への迷いや焦りはあったのかもしれません。

「アルクアラウンド」は流れる、や、泳ぎ回る、など、水中のような表現の多い歌詞でもあります。

サカナクションというバンド名からの表現なのでしょう。

終わらせる意味、とは、音楽的成功ともとれますし、人生自体にかかるような言葉にも見えます。

この部分はさらに曲の後半、「今始まる意味」に言葉を変えます。

始まりと終わりは常に表裏一体、いつも新しく生まれ変わり続けるサカナクションの音楽自体をあらわしているように読めてしまいます。

「SCHOOL OF LOCK!」はTOKYO FMをキー局にJFN38局で全国放送されている大人気ラジオ番組です。

この番組は、パーソナリティーのユニークさやハイセンスな楽曲のチョイスから、ラジオ離れが叫ばれる昨今にあって、今なお若い世代から熱烈に支持されています。

サカナクションが若い世代から人気を得るようになったきっかけも、実はこの番組から。

当時まだまだ知名度の低かったサカナクションの楽曲「アルクアラウンド」が初オンエアされた番組なのです。

一見すると、クールすぎてとっつきにくいサカナクションのヴィジュアルイメージ。

しかし、聞いてみると耳に残るサウンドと思わず歌いたくなるリズム感で、これは若い世代にとっても魅力的なものだったのです。

スポーツ用品販売チェーンのアルペンが展開するスポーツブランド。

このブランドがもともとCMソングとしてアルクアラウンドを採用しており、さらに「SCHOOL OF LOCK!」のスポンサーであったこともあり、番組内でプッシュされるきっかけとなったのです。

音楽が流行るのって、縁も大きな要因だったりしますね。

いかがでしたでしょうか？

サカナクションがビッグアーティストの仲間入りをするきっかけともなった「アルクアラウンド」、聞けば聞くほどカッコイイ1曲です。

PVも併せて是非、お楽しみください。