ゆずはそこにある風景を切り取るのがとても上手ですよね。
街に吹く冷たい風を感じて、あなたが風邪をひきやすかったことを思い出す。
風景と日常がリンクしていて、「寒いな」って思う度にあなたを考え、逢いたくなってしまう切ない心境が表現されています。
そして歌詞を見てわかるのが、思い出すあなたがそばにいないということ。
寂しいけれど、その別れはお互いが夢をかなえるためのものだということが分かります。
いつか又どうしよもなく寂しくなったその時は
何処にいても何をしてても駆けつけてあげるから
ありふれてる言葉なんて捨て去ってしまおう
何も要らないあなたがいる それだけが僕の全て
出典: いつか/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
サビはあなたが僕にとってどれだけ大切な人なのかが良くわかる歌詞ですね。
今は離れているかもしれないけれど、2人の気持ちはとても近くにあります。
あなたが寂しいくてどうしようもなくなったら、どんな状況だったとしても君の側に駆けつける優しさ、そして愛を感じます。
ありふれている言葉とは何でしょうか。
「愛している」や「好き」といった言葉や、愛を確かめる言葉は必要ないと言っているのではないでしょうか。
「あなたがいる」その事実さえあれば、僕は幸せなのだと歌っています。
今年は雪が降るのかな?
びしょ濡れになってはしゃいだあの日
降り積もった真っ白な雪は
全ての事を包み込んで行くだろう…
戸惑いながらつまづきながら
僕たちは昨日という日をかみしめて歩いて行く…
出典: いつか/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
空気が冷え、寒さを感じると冬が近づいてきたことを感じ、二人で過ごした雪の日を思い出しています。
雪は降り積もると真っ白な銀世界となり、目に見えるものすべてを覆い隠しますよね。
しかし、このフレーズはそういう景色だけじゃなく、「心の中」のこと表現しているのかもしれません。
寂しい、つらい、苦しいといった感情を覆い隠してくれる雪の代わりは、「楽しかったあの日の思い出」ではないでしょうか。
冬と一緒に溢れ出す2人の思い出が、つまづきながら歩く私たちを後押ししてくれるようですね。
いつか又どうしよもなく寂しくなったその時は
何処にいても何をしてても駆けつけてあげるから
ありふれてる言葉なんて捨て去ってしまおう
何も要らないあなたがいる それだけが僕の全て
大事なことをごまかしながら
誰もが目をつぶり
一人ぼっちになりそうになっても
もう大丈夫だから
出典: いつか/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
人生の中で、人間関係や立場などを考えて人に合わせて自分の意見を押し殺すこと。
自分の想いや気持ちを相手に伝えることは大変だから、諦めてチャレンジしない生き方を選んでいる人も多いと思います。
孤独を抱えて一人ぼっちになったとしても、「大丈夫」だと声をかけます。
では、なにが「大丈夫」なのでしょうか。
いつか又大きな波みが
あなたを連れ去ろうとしても
全ての力使い果たし 守ってあげるから
時間は過ぎ人は流れ
何もかも見えなくなっても
ここに居るすぐ傍に それだけが僕の全て
出典: いつか/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
その答えがこのサビですね。
大きな波とは、世間の考えや意見のこと。あなたの考え方が間違っているとどんなに世間に叩かれようとも、僕は常にあなたの味方だと声をあげます。
君を全力守ってあげるから、だから自分のしたいように生きてごらんと応援している声が聞こえてくるようですね。
不安を抱き悲しみに打たれ
信じる事に挫けそうになっても
あなたを想い唄い続けて行く
それだけが僕の全て
出典: いつか/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
まとめ
いかがでしたか?
ゆずの中でも冬のバラードとして人気の高い「いつか」。男女の恋愛というものだけでなく、人を全身全霊で応援する気持ちが詰まった「愛」を感じる楽曲です。
冬だけに限らず応援歌としても聞いてほしいおすすめの1曲ですね。
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