I was the one who was taken in by your words
You were the one who slaughtered the mockingbird
Spit it out Spit it out Spit it out
And now break in to break out
They say that house is haunted
We all know your head is WANTED
I don’t care if you’re guilty

出典: GHOST/作詞:Mes/nqrse/まふまふ 作曲:まふまふ

“僕はお前の言葉に取り込まれてしまった内の一人だった

お前はモッキンバードを虐殺したヤツだった

白状しろ 白状しろ 白状するんだ

そして脱出するために侵入するんだよ

彼らは「あの家は幽霊屋敷」だって言う

僕たちはみんなお前の頭が「お尋ね者」だってことは分かってる

もしお前が有罪だったとしても僕は気にしないけどね”

 

モッキンバードは「モノマネ鳥」とも呼ばれるマネシツグミという鳥のこと。

別の種類の動物(鳥に限らず)の鳴き声をマネする習性があります。

いわゆる歌い手を例えたものとも受け取れますが…

60年代の小説『アラバマ物語』ではマネシツグミが迫害を受ける無実の人間の象徴として描かれています。

「白状しろ~」以降は、自分が真実を隠していることに耐えかねた主人公である「僕」の気持ちなのかも。

現在のモヤモヤした気持ちを晴らしたいと思って「幽霊屋敷」へ侵入したのではないでしょうか。

すでに事件は過去の出来事として風化していきますが、主人公の中ではまだそうではないのかもしれません。

「お前」の言動は明らかに違法であると言いたげですね。

ですが、「僕」は「そんなことはどうでもいい」と冷笑します。

「好きの反対は無関心」という言葉がある通り、「お前」に対してもはや興味もなくしかけているのでしょうか。

ペナルティキックを求めている

Spill your guts in front of me
Same is lame
Are you telling me that repetition is all you can aim?
Quit playing dirty little tricks in the dark,
Let me punch you up in your face (P! K!)

出典: GHOST/作詞:Mes/nqrse/まふまふ 作曲:まふまふ

“本音を僕の前にこぼしなよ

同じ説明じゃ不十分だよ

繰り返すしか能が無いの?

日の当たらない場所で小さくて汚い企みばっかりするのはやめな

お前の顔を殴らせろよ(ペナルティキック!)”

 

同じ言い訳しかしないし、陰でこそこそと汚いことをしている(しかもしょうもない)相手に怒り心頭!

PKの部分は、「そっちが先に反則したんだからこっちには殴る権利がある」と言いたいのでしょう。

シニカルな視点から

Don’t hate me man,
hate the fuckin game, homie
‘cause you never put a name!
Our good old memories?!
I don’t need a single bit
Soon they will all explode

出典: GHOST/作詞:Mes/nqrse/まふまふ 作曲:まふまふ

“僕を憎まないでよ

憎むならこのクソみたいなゲームを憎めよ、仲間よ

だってお前は名前を出したことが一度もないよね!

僕たちの「良き古き思い出たち」だって!?

そんなの僕は少しも望んじゃいない

すぐにそんなの全部爆発するだろう”

 

仲たがいした相手に、憎むのは自分ではなくて環境だと説いています。

競い合うような状況は自分も相手も同じのため、ある意味では仲間だと思っていたのかもしれません。

相手は有名にはなれていない状況で、それを自分のせいにされても困ると言いたいのかも?

白々しく「あの頃は良かった」とでも相手が言ったのでしょうか。

歌詞の主人公は無神経な言葉に神経を逆なでされたようです。

道徳心のないアイツ

モラルに欠けているクセに

まふまふ×nqrse【GHOST】歌詞を和訳&解説!ゴーストって何のこと?歌詞に込められた皮肉が強烈の画像

I’ coming so leave your door open now
Nobody’s ever gonna dig you out
Fake ass!
Not a word given so far
Way too funny talking about moral with you

出典: GHOST/作詞:Mes/nqrse/まふまふ 作曲:まふまふ

“今、たどり着いたからドアは開けたままにしておくよ

誰もお前を掘り出さないだろうね

偽物野郎!

これまでの言葉とはかけ離れてるな

道徳についてお前と話すのは愉快だね”

 

前の歌詞で「幽霊屋敷」と例えられた事件について、今後隠すつもりはないという意味でしょうか。

やはり相手はまだ知名度はあまりないようで、これからもそうだろうと言っています。

最後のフレーズは相当な皮肉ですね(笑)

道徳心の無い「お前」がさも善良な人間のように道徳を語るのは滑稽で面白いと言いたいのでしょう。

言葉巧みなアイツ

All these people, so forgetful, right under your mind-control (Hell no!)
You write like you act, end in a garbage bag
Don’t you smudge the name of the “lyricist”! (WHAT!)

出典: GHOST/作詞:Mes/nqrse/まふまふ 作曲:まふまふ

“人々はとても忘れっぽいからお前のマインドコントロールを受けてしまう(絶対嫌だそんなの!)

お前はその行動と同じように書いて、ゴミ袋で終わるんだ

「作詞家」の名前を汚すんじゃない!(なんだよ!)”

  

「人々」とはリスナーだったりネット上のヤジ馬のことでしょう。

世間の風潮が時が経つにつれ「お前」の方が正しいということになるのが我慢できない主人公。

そして、「作詞家」としてあるまじき行為をするなと痛烈に批判しています。

寄生するウイルスみたいな