レーザーが光る空間で繰り広げられる大迫力の「laser beamer」MV!

光の中で演奏する「凛として時雨」の3人が映る映像

凛として時雨【laser beamer】MVを徹底解説!画面が乱れてる…!?舞台サイコパス主題歌!の画像

2019年の4月18日、大人気バンド凛として時雨」が「laser beamer」MVを発表しました。

ボーカルのTKさんと345さんが交互に歌う、激しくも重厚な楽曲です。

今回も「凛として時雨」の魅力がたっぷり詰まったギターベース、そしてドラムが効いた曲になっています。

もちろんその魅力は音楽だけではなく、MVにも含まれています!

凛として時雨」のMVといえば、光と色を意識した独特な世界観の中で曲を演奏するメンバーの映像がメイン。

すごく刺激的なのですが、展開される世界観はまとまりがあって引き込まれるのです。

もちろん、その点は「laser beamer」も例外ではありません!

それどころかカメラワークや画面の効果により工夫が凝らされていて、新しい世界を見せてくれています。

つまり、ますますパワーアップしているということですね。

タイトルの「レーザービーム」さながらの、眩い光に照らされながら歌う「凛として時雨」。

このMVが展開する「凛として時雨」ワールドを追ってみましょう!

舞台「PSYCHO-PASSサイコパス Virtue and Vice」主題歌

凛として時雨【laser beamer】MVを徹底解説!画面が乱れてる…!?舞台サイコパス主題歌!の画像

「laser beamer」は「舞台PSYCHO-PASSサイコパス Virtue and Vice」の主題歌です。

「PSYCHO-PASSサイコパス」といえば近未来が舞台の刑事アニメですが、その世界観をそのままに舞台化。

アニメは常守朱監視官を始めとした一係がメインですが、舞台版では三係の男性監視官が主人公です。

「凛として時雨」は「PSYCHO-PASS」のアニメ1期・2期とOPを手掛け、劇場版でも主題歌を担当しました。

そのため「PSYCHO-PASS」の曲といえば「凛として時雨」、というイメージは強いかもしれません。

舞台版でも主題歌を「凛として時雨」が歌うということで、喜んだPSYCHO-PASSファンは多いとか。

最早「PSYCHO-PASS」に「凛として時雨」は欠かせない存在ですね!

演奏する3人が魅せる独特な世界観

では早速「laser beamer」のMVを見ていきましょう!

映像の大部分はこの曲を演奏する「凛として時雨」メンバーの姿です。

「凛として時雨」のMVは全体的に証明が暗めという特徴があります。

よってメンバーがはっきり映っていることが少ないものの、このMVは少し明るめな印象です。

光が眩いからなのでしょうが、実はある工夫で相変わらず顔は見えづらくなっています。

さらに、そこに挟み込まれた世界観は独特で謎めいている部分が。

このちょっと抽象的で闇に包まれた世界こそが魅力と呼べるものです。

「laser beamer」をもっと楽しむため、MVの世界を少し紐解いてみましょう!

目まぐるしく変わる色鮮やかな世界

MV出だしは、いきなり色々な種類の光が弾けるシーンです。

タイトルのレーザービームのようなものから暗闇に差し込む太陽光。

さらに軌道を描く光。

燃え盛る炎。

暗闇に光る太陽のような光。

ガラスに屈折したかのような光…。

ありとあらゆる「光」が目まぐるしく登場します。

どれも優しい光ではなく、眩く少し鋭い感じの光

「laser beamer」ということで、光を表しているのでしょうか。

そして画面はギターを挟んで歌詞を歌うTKさんがいきなり逆さまになって現れます。

同じくボーカルの345さんと、ドラムスのピエール中野さんも同じ空間に。

彼らは色とりどりの光がフラッシュのように光る、少し狭い部屋にいるのです。

「凛として時雨」のMVは同じ系統の色で統一されることもあるのですが、今回は赤も青も黄色もありカラフル

その部屋は光で満たされている筈なのにどこか暗く、他に光源はありません。

このちょっとダークな感じが「凛として時雨」感満載です!

画質じゃない!乱れる画面

「laser beamer」のMVはメンバーの頭上など、色々な角度のカメラワークで撮影されています。

…と、観ていたら突然画面が乱れ始めました!

画質が悪いのか、それとも動画の読み込みが遅いのでしょうか。

いえいえ、実はこれもMVの仕様なんです。

敢えて画像の一部をぐちゃっとさせていますね。

どうしてこんなことをしているのでしょうか。

視聴者を飽きさせないという考え方も出来そうですが…。

筆者としましては、この画面の乱れが「監視カメラの映像みたい」だと思いました。

ニュースなんかでよく見る監視カメラの映像って、意外と画質が悪いです。

技術が進化しているので昔よりは大分鮮明になっていますが、荒い部分は出てきます。

映っているモノの動きが速いと、こうやって処理落ちしてぐちゃっとなることも。

そんな監視カメラの映像とかかわりが深いのは…もちろん警察

証拠を探すために用いられますね。

こういうさりげないダウン処理が、刑事ものをさりげなく表しているように感じられました。

深読みかもしれませんが、こうした考察をさせてくれるのも「凛として時雨」の素晴らしいところです!

「凛として時雨」メンバーを撮影する、神出鬼没な謎の女性

恐らく「laser beamer」のMV最大の謎な気がするのは、途中から現れる謎の女性です。

髪が長く、色は多分金髪でしょうか。

後ろ姿だけしか映されていないので顔は見えませんが、すらりとしたスタイルのきれいな感じの人です。

彼女はビデオカメラを持っていて、演奏する「凛として時雨」メンバーを撮影しています。

一体いつの間にいたのでしょうか!?

このビデオカメラも回転するように、様々な角度から映し出されている。

しかし撮影されているTKさんの角度は固定されているので、なんだか不思議な感覚です。

もっと不思議なのは、「凛として時雨」メンバーは彼女の存在を気にも留めていない様子であること。

演奏や歌に集中しているのかもしれませんが…。

もしかして、リスナーにしか見えない存在だったりして?

しかもその女の人は、画面の乱れと共にぱっと消えるのです。

一体何者なのでしょうか。

残念ながらその正体はMVだけでは分かりませんが、キーキャラクターなのは間違いないでしょう。

色とりどりの世界を映したMV