B'z「LOVE PHANTOM」の歌詞を検索してみる♪動画再生あり

A post shared by B'z (@bz_official_insta) on Aug 1, 2017 at 5:17am PDT

1995年にリリースされましたが全く古臭さのない、曲の始まりから終わりまでめちゃくちゃカッコイイ名曲「LOVE PHANTOM」。

一度聴けば繰り返しボタンの連打が止まらない中毒性の高い曲といえるでしょう。

オペラのエッセンスを感じさせる前奏とコーラスに曲展開、ディスコビートを感じさせる重低音、野生的な叫びが胸を刺すボーカルライン、切り裂くように入ってくるのにすぐ引っ込んでしまう松本さんのテクニカルなギター…。

どこを評価しても素晴らしいとしか言いようのない曲だと思います。

ちなみにCDジャケットとジャケットの背文字の「T」の字が十字架になっているのがマニアックなポイントです。

ここにもPhantom的なエッセンスを感じることができます。

イントロの照明にゾクゾクしますね…！まさに幻想的です。

汗だくの稲葉さんもテクニカルな松本さんもとてもセクシーで、食い入るように見てしまいます。

オペラ座の怪人("The Phantom of the Opera")やドラキュラを思わせる稲葉さんのパフォーマンスも楽しい！

A post shared by B'z (@bz_official_insta) on Mar 6, 2016 at 3:08am PST

それでは歌詞解釈をしていきましょう。

1分を超えるとっても長い壮大なイントロですが、飛ばさずこらえて聴いてみてください。余白が美しいのです。

イントロが長いのはハードロックやヘヴィメタルの様式美の一つです。わかりやすい例でいえばX JAPANの「紅」もイントロが長めですよね。

演奏を聴いてほしい、実力のあるアーティストだからできる技といえるでしょう。

バイオリンの甘美な響き、ポロポロとこぼれるピアノ音、唸るナレーション。打ち込みではありますが、文句なしの迫力です。

そしてオペラのような悲劇的な叫びから始まる歌い出しが続きます。

この出だしにより、Twitterで断捨離曲としておすすめトレンドにも入ったこともあります。

もうこんな解釈を知ってしまったら笑いながら聴いてしまうかもしれませんが、ここでは断捨離したい気持ちと笑いをこらえて真面目に歌詞解釈していきましょう。

ちょっとした嫉妬、すねた気持ちが少し見えますね。少し卑屈な気持ちです。

しかし、恋愛は始まりと途中が一番夢中になれるのは事実かもしれません。

逢瀬のことを示しているのでしょうが、それだけではなく日常のどんなことにもズレを許せなくなるエゴのことを言っていると思われます。

自分のつくりあげた恋人のPHANTOMと、実際の恋人とのズレとも解釈できます。

自分の勝手な思い込みで相手を理解したような気になるのは、恋愛だけでなく人間関係すべてにおいてよくあること。

「こうあるべき」ということを相手に求めてしまうと、相手との関係自体も崩れてしまいます。

ちなみに先日ご紹介した「イチブトゼンブ」でも似たような解釈ができます。