大森靖子ニューアルバム「クソカワPARTY」の収録曲「7:77」
その独特で個性的な世界観で音楽ファンを魅了し続ける大森靖子。
毎回一筋縄ではいかない音楽と歌詞が話題となっています。
そんな大森靖子のニューアルバム「クソカワPARTY」が2018年7月11日に発売。
収録曲はどれも個性的なものばかりですが今回は「7:77」について紹介します。
歌詞に登場するナナちゃんとは?
彼女のライブステージには必ずナナちゃんがいる
もはやマスコットキャラクターを超えた存在となっているナナちゃん。
ライブステージには必ずといっていいほど、お馴染みの存在となっています。
7:77の歌詞はナナちゃん愛に満ち溢れている
ニューアルバム「クソカワPARTY」に収録されている「7:77」。
読み方はおそらく「ナーナナー」。
この曲は相棒である「ナナちゃん」への過剰な愛にあふれた曲となっています。
大森靖子の書く歌詞ですので、当然一筋縄ではいかない内容。
表面的にみればナナちゃんへの愛情です。
しかし視点を変えれば、ファンに対する気持ちや、彼女自身の想いも感じ取れます。
それではそんな多層的な意味を含む「7:77」の歌詞を紹介します。
ナナちゃんへの一方的な愛情が表現される歌詞
どんな風にくだらない LINE 送るか 2時間悩んだ
私のよりデカイ吹き出しレス来てどんだけ安心したか
内緒だけど 愛が重いとか思われないように
わざと軽くあしらう態度とるほど気持ち悪い愛だよ
出典: 7:77/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
ラインをした事がある人なら身に覚えがある内容ではないでしょうか。
長いコメントに対してあえて冷たくあしらうような態度をとってみる。
これはナナちゃんに対する気持ちなのかはわかりません。
これは彼女の恋愛観なのでしょうか?
ただ、こういったSNS世代の心をつかむようなフレーズを書けるところはさすがです。
そして最後に「気持ち悪い愛だよ」と吐露します。
冒頭の歌詞ですので、これから語るナナちゃんへの愛は気持ち悪いものだと宣言してるわけです。
花火(ナナちゃん)と私たちの距離感を上手く表現
パリピ越しに花火を見て 7:77
人気ナンバーワンナナチューバー 7:77
ナナちゃんは今日もめっかわ 7:77
出典: 7:77/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
パリピ越しという言葉に何故か惹かれます。
パリピとは「パーティ・ピープル」の略。
しかし、しばしばリア充な人々の代名詞として使われる事があります。
そんなパリピ=リア充越しに見る花火は、普通に花火を見上げるのとはまた違う情景です。
花火がナナちゃんなら、パリピ越しでさらに自分との距離が遠い存在になります。
前方にいるパリピにすら馴染めず、後ろから花火(ナナちゃん)をみる切なさが表現されてますね。
そして同時にナナちゃんがより崇高な存在にも映ります。
このさりげない言葉選びが彼女の持ち味と言えます。
YouTuberならぬ、ナナチューバー
本来なら、人気ナンバーワンユーチューバーでもいいはずなのに・・・。
あえてナナチューバーというオリジナルな言葉をつくるあたりさすがです。
なんかすごく可愛い感じがしてしまいます。思わずチャンネル登録しそうです。
今日もということはきっと毎日配信しているコンテンツに違いありません。
あくまで妄想の世界ですが。
そして「めっかわ」というフレーズ。
他のアイドルが歌詞で使うとくどい感じがしますが彼女が使うと自然に聞けます。
なんとも不思議な存在です、大森靖子。