aiko「ずっと」の歌詞が気になる！シングルランキング詳細はこちら

「明るく見える世界の裏」とは、今主人公たちがいる順調で幸せな人生の裏、絶望を感じるようなつらい道のことを指しているのでしょう。

そして、そんな世界の裏は決して無関係な遠くの場所ではなく、誰もがいつ落ちるか分からない幸せと表裏一体の場所です。

しかし、そんな場所へすら「あなた」と一緒なら行ける、と主人公は歌います。それは、どんな人生だろうと離れず共に生き続けるという揺るぎない覚悟の言葉です。

誰もが持つ秘密や嘘、それも受け入れて、そして忘れてしまう決意も主人公にはできています。本人以外には決して明かさないような一面も知ってしまっていいし、それでも揺らぐことなく愛し続けるという気持ちが主人公にはあります。

「あたし」がほしいのはただ一つ、二人の愛情という「変わらないもの」なのでしょう。

主人公が決める覚悟は、ただ物理的に「あなた」のそばにいる、というものだけではありません。

もしも二人が違う道を進むことになっても、突然の別れが来ても、「あなた」をそばに感じ続けるという時間や距離さえも超えた覚悟です。

その言葉には、「ずっと」というタイトルにもあるように、心の中でだけ人が持ち続けられる「永遠」の想いを誓う心が描かれています。

そんな気持ちを噛み締めながら「あなた」の胸に顔をのせる主人公の幸せそうな様子とともに歌詞は終わります。

胸が締めつけられるような切ない歌詞の言葉や、そのメッセージに最大限の感情をのせる印象的なメロディはaikoの揺るぎない魅力です。

この「ずっと」という曲でも、そんな彼女の個性が存分に発揮されています。

特に今まさにこんな恋をしている人は、この曲の歌詞に深く感情移入して感動できるのではないでしょうか。

そんな切ないラブバラード「ずっと」。大切な人を想いながら聴きたくなる名曲です。