フラれて切ってしまった髪の毛。本当は長い髪に憧れていた。
雨が降っている窓の外を夜眺めていると、なんだか少しほっとしたこと。
みんなとおしゃべりしながらの帰り道にあの時救われたこと。
そんなことを、ぼんやり思い返してる。
向日葵が咲く季節になると、みんなそれぞれの道に進む準備を始める。
違う道を選ぼうとしているみんなと、もう会えなくなるのかな。
毎日一緒にいるのが当たり前だったあの頃は、怖くて聞けなかったな。
ドキドキと、心が動く毎日
空をあおいで 手を叩いて
大地にキスをするような
生まれたての物語と
果てしない胸騒ぎ
出典: ドキドキ/作詞:YUKI 作曲:恩田快人
空をあおいだり、手を叩いたり、意味のないような行動でも、わたしたちだけの物語が生まれていく。
そんな物語に不安になったり、期待してみたり、果てしなくずっと続いていく毎日を感じていた。
陽はおちる あたしの上に
消えないで 胸のドキドキ
出典: ドキドキ/作詞:YUKI 作曲:恩田快人
夕日が落ちて、一日の終わりが近づいている。夏の日の夕日は、なんだかきゅっと切なくなる。
切なさや胸のドキドキ、みんなと過ごすこの時間よ終わらないで。
そしてこれを思い返す今も、胸はドキドキしている。ずっと忘れたくない、このドキドキ。
時が流れても、このドキドキを忘れずにいたい
季節が変わってゆくたびあたし達は歩きだす
公園まではあと少し 口笛吹きながら
出典: ドキドキ/作詞:YUKI 作曲:恩田快人
季節が移ろえば、それぞれの道も先に続いていく。行先はみんな違うかもしれない。
それでもあの時みたいに、公園への道を同じように歩いて、胸のドキドキを忘れずにいたいと思う。
繰り返される歌詞の一部に、とびきりの切なさが詰まっています。
空をあおいで 手を叩いて
大地にキスをするような
この想いが 強いのなら
傷ついて かまわない
出典: ドキドキ/作詞:YUKI 作曲:恩田快人
傷つくことになるかもしれないけれど、強い想いなら貫きたい。
これだけ素敵な思い出とともに育ってきた胸のドキドキは、大切にしたい。
YUKIのボーカルも一層力が増していき、聴いているだけで心をぎゅっと掴まれます。
大切な思い出や想いと共に、これからもずっと
歩き疲れたら 叫びだして
暗闇を怖がるような
子供の瞳に 映る虹は
こわれる事を 知らない
出典: ドキドキ/作詞:YUKI 作曲:恩田快人
「子供の瞳に映る虹」これは誰しもが持っているものではないでしょうか。
大切な思い出だったり、未来への期待だったり、はたまた夢だったり。
壊さないように守るのではなく、ずっと忘れずに貫いて行くんだという、強い想いが感じられます。
手をのばして 光りに顔を照らして
出典: ドキドキ/作詞:YUKI 作曲:恩田快人
暮れる夕日に手をかざして、指の隙間から顔に陽がそそぐ。
あの時も夕日を見ていたな、って懐かしい気持ちになると同時に、あの時感じていた胸のドキドキも思い出す。
宝物のような日々。あのドキドキを、ずっと忘れない。