解散から17年…今もなお根強い人気を持つJUDY AND MARY

JUDY AND MARY【RADIO】歌詞を徹底解説♪遠く離れた恋人に…あなたも想いを届けよう!の画像

2001年に惜しまれつつも解散してしまった国民的人気を誇るロックバンドJUDY AND MARY(以下ジュディマリ)。

4人それぞれのキャラクターの立った音色は解散から時を経た今でも記憶に鮮明に残っています。

その歴史は1992年からということで、バンドとして活動していた時期はおよそ9年ほど。

音楽業界の重鎮のようなイメージがある彼らですが、こう聞くと9年というのは意外と短く感じますね。

それほどに1年ずつが濃厚に積み上げられていった9年だったのではないでしょうか。

ジュディマリの駆け抜けた90年代は

90年代というのはまさにJ-POPの最盛期。CDのミリオンセラーが相次ぐ、第三次バンドブームなんてものもありました。

90年代になると、CDの売り上げが爆発的に増え、ミリオンセラーを連発するようになる。

そして、1993年にはビーイングブーム、95年には小室ブームが最盛期を迎え、CD売り上げはピークとなり、ヒットしたバンドも多く生まれた。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/バンドブーム

ヒットしたバンドが多く生まれたといっても、誰でもプロになれたり、ヒットを飛ばせたわけではありません。

それほど音楽を志す人の数も多く、レベルもかなりハイレベルだったんです。

その激戦区を勝ち抜いて来たジュディマリだから、解散から17年も経った今でも愛し続けられています。

積み上げてきたものは簡単には崩されないのだな…と感じさせられますね。

今回こうして記事を書かせていただくのも、未だに彼らが根強い人気を持っているからに他なりません。

そしてジュディマリ世代ではない若い人たちにも、是非彼らのことを知ってもらいたいのです。

人気曲「RADIO」を紹介!当時4枚連続で両A面シングルがリリースされていた

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今回紹介する楽曲はそんなジュディマリの「RADIO」という曲。

彼らとしてはかなり初期の楽曲で、1994年8月21日に「Hello! Orange Sunshine」との両A面シングルとしてリリースされました。

この年ジュディマリは3枚のシングルをリリースしているのですが、興味深いのがその全てが両A面シングルとなっていること。

翌年の「小さな頃から/自転車」までその流れが続いているので、4枚連続で両A面シングルがリリースされたことになります。

両A面シングルって、イメージ的には「どちらも表題曲として捨てがたい!」というときに出すものではないでしょうか?

そういった意味でこの頃というのは、ジュディマリにとっての自信作が量産された時期だったと言っても過言ではないでしょう。

バンドとしても「いよいよ波に乗って加速していくぞ!」という真っ只中だったことが伺い知れます。

そんな最中に生まれた「RADIO」も合計3枚リリースされたベストアルバムには軒並み収録。

案の定ファンからの人気が高い1曲となっているんです!

牧歌的で親しみやすい楽曲内容

「RADIO」は牧歌的で陽気なノリが魅力の楽曲

ライブなどで演奏すればオーディエンスも一緒になって身体を横に揺らせるような、そんなイメージですね。

メロディもそのサウンドに合わせるかのように終始ストレートでとっつきやすいもの。

構えずに聴けてスッと馴染んでくる…どこか親しみを感じるようなそんな曲になっています。

そして気になるのはもちろん歌詞の内容。

この曲の歌詞もシンプルなようでいて奥が深いんですよ!

ラジオに恋人への想いを託して

一般人がラジオで恋人に想いを届けるなんてできるの?

声は電波にノッテ あなたの街に
あたしの想いを届けに 旅にでる
恋は電波にノッテ 遠くの街に
あたしの想いを届けに 旅をする

出典: RADIO/作詞:Tack&Yukky 作曲:TAKUYA

主人公には遠く離れた街に住む恋人が居るようです。

揚々とした曲調からは意外ですが、これはどうやら遠距離恋愛の歌なのですね。

遠距離恋愛で恋人に声を届ける方法と言えば、普通は電話になります。

しかしこの曲のタイトルは「RADIO」。

ラジオを伝って恋人に想いを伝えようというのでしょうか?

ジュディマリのようなメジャーのアーティストともあればそういうことも出来ますが、一般人にはちょっと厳しい話のような気が。

しかしラジオを使って誰しもが恋人に想いを届けられるかもしれない方法が一つありました。

楽曲のリクエストです!

恋人を想って選んだリクエスト曲が流れたらなんて素敵!